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子どものためという先生は危険

「子どものため」といって
がんばりすぎる先生は危険です。



「子どものため」が危険な理由



「子どものため」なら残業もする。
「子どものため」なら家でも仕事。
「子どものため」なら休日出勤も。
「子どものため」なら自分のことは後回し。
「子どものため」なら我慢もする。





これを続けると
体の調子が悪くなるだけでなく、
自分の心の調子も悪くなっていきます。 








私は先生になったばかりの頃

「子どものため」

という言葉に縛られて、
何をするにも優先するのは“仕事”でした。 





学校に関わる仕事は全て
「子どものためだから」



“子どもの病気について勉強をしないと”
“もっとこんな掲示にしたら楽しいかな”
“早くこの仕事を片付けないと”



といったように、
常に仕事のことで頭がいっぱいで
食事も遊びも後回しの生活でした。







そんな生活を続けて行った結果
原因不明の胸痛が続き、
痛み止めが手放せない生活に。



作り笑いの毎日に、だんだんと
疲れていき子どもの前でも笑えない。



休日は起きられない。
部屋は片付かない。
どこにも行かない、誰にも会わない。



体も心も調子が悪くなる一方でした。





子どもの望むものは



「子どものため」と言えば
“先生はそうあるべきだよね”
と思ってしまいがちですが、



「子どものため」と言いながら
先生自身が辛い思いをするのは
違います。





誰も子どもたちは先生の不幸を
望んでいません。



明日も元気な先生と遊んだり、
話たり、一緒に勉強したり。



子どもは先生と過ごす
楽しい毎日を望んでいます。








「子どものため」は大切だけど、
そのためにがんばりすぎていませんか?



「子どものため」が自分を大切にできない
言い訳になっていませんか?






何のために働くのか
何のための先生なのか


仕事は人生の中の一部。
仕事が人生の全てではありません。



もっと自分のために生きてもいいんです。
もっと自分のために仕事をしていいんです。



そしたら、仕事も人生も
もっと楽に、もっと楽しくなりますよね?







“もっと毎日を楽しく自分らしくいたい”



そう思ったら、仕事も面白くできます。







私の場合は



自分の好きなように委員会をやりました。
自分の好きな掲示をしました。
自分の伝えたいお便りを作りました。
自分のやりたい保健室運営をしました。
自分の教えたい授業をしました。



そしたら胸痛が減りました。
子どもも私も笑顔が増えました。
子どもから、先生から、保護者から
頼られることが増えました。



仕事が早く終わるようになりました。
休日は好きな登山に行けるようになりました。
以前よりやる気が出るようになりました。







「子どものため」ではなく



「自分のため」に何をしたいですか?
「自分のため」にどうなりたいですか?






結果それが「子どものため」
に繋がっていきますよ。



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