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1回のプレゼンで終わると思うな!

コロナ禍の中、時間ができたので釣りを始めて、気づいたことがありました。

釣りって待つイメージだったんですけど、海の釣りって攻めの釣りなんです。ルアーでいろいろ探って、魚にこっちを向いてもらえるように小魚のように見せかけて、ルアーをキャストするたびに攻め方を考えるんですね。

気づいたことってのは、企画プレゼンは釣りに似ている!!!

ってこと。企画のプレゼンも1回で終わりではない。プレゼンをしたならば、より相手の意向を受け止めることができるんです! 

聞いてもらえたらこっちのもん!

と思っていたらいいです。 相手の意向を聞くことができるってのはものすごく強いですよね。何がほしいのか、何に困ってるのか?など、相手のニーズに一番近づけるから、よりいい企画に近づけていけるんですよね。

ダメって言われたって、合うか合わないか、担当者が気に入るか気に入らないか? とかわかっちゃうんですよ!ラッキーでしかないですよね。

ダメもくそもわからないまま必死で企画考えていっても、考えた企画に執着してしまって、本来のサービスに近づけなくなってしまう事が多いんです。それになかなか気づかないことも多いので、「執着発生注意報」が出てほしいくらいです。  

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僕は、ある落語家さんの大御所タレントさんにイベントの企画を持ち込んだ時、イベントの目的やこんなことをしていきたい!と必死で話ましたけど、大御所さんは、実はそんなこと求めてなくって、「そんなことは自分が動けばすぐにできてしまう。」っておっしゃるんです。そして

徳田君は何ができるんや?」と聞かれました。

『出た!急にスキルを聞かれて困るパターン!頭真っ白になるパターンや!』と心の中でつぶやきました。

芝居が書けます!動画編集できます!などなど、自分ができることを話していきました。「そんなんちゃうねん。それだけ落語に詳しかったら落語できるんちゃうんか?」と言われたんです。落語は全くできないボクは、「できません!」といったんです。でも、このまま引き下がるのも悔しいと思ってしまったので、「なぞかけは得意です」といったんです。そうしたら、すごく面白がられまして、その場で「なぞかけ大会」のようになったんです。

で、結局、イベントは成立しなかったんですが、「なぞかけ」とか大喜利でも昔の「寄席大喜利」が衰退してきていて、それを憂いているという話を聞くことができたんです。

その話をもってラジオ局の方に話すと面白い、昔は寄席大喜利のスタイルからハガキ職人が生まれた!あの形を作れないか?ということで、ラジオの公開放送イベントスタイルで、ネットをつかったチャットで会場全体でやっていく大喜利イベントの公開放送の企画ができてしまったんです。

で、再び大御所師匠にお願いにいき、快く引き受けてもらえました。

一回でも話を聞いてくれるチャンスがあるなら2回目、さらに強いネタに作り直して持って行くことは可能です。

企画をプレゼンにいって、プレゼンしてる途中で、「これ違うな」と思いだしたこともあって、「最後までしゃべりますけど、これ違うかもしれません。」とか言いながら一応話聞いてもらい、その企画の中からアイデアの拾い出しとかもしてくださって、一緒に企画を作ることもできたこともありました。

だから、1回で勝ちに行こうと思わなくていいんです!!


<今回の付け足し> 門前払いでも、印象に残してさえいけば、2回、3回と行くと必ず話は聞いてくれます。なついていくことです!

そう考えていくと勝ちに行くプレゼンはちょっと違うのかもな。相手と仲良くなりに行くプレゼンなら心地よいのかも。










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