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ゆうちょ貯金箱コンクール 県内唯一 稲井小・佐藤さんが入賞

発想光る「ロボットネコ」

 第48回ゆうちょアイデア貯金箱コンクールで、石巻市立稲井小学校5年の佐藤蒼已さん(11)の作品が「すてきなデザイン・アイデア賞」を受賞した。約48万点の応募があり、入賞全240点の中で県内の受賞者は佐藤さんのみ。飼い猫をモチーフに「ロボットネコ」と題した目が4色に光る貯金箱を作った。

3度目の挑戦で「すてきなデザイン・アイデア賞」を受賞した佐藤さん

 コンクールは㈱ゆうちょ銀行=東京都=が主催し、昭和50年から小学生を対象に開催されている。今回は全国約8700校、約48万人の小学生が1点ずつ応募。工夫を凝らした作品が集まった。

 佐藤さんは小学3年から毎年挑戦しているが受賞は初めて。飼い猫のむぎちゃん(2)をモデルにし、4日間ほどで完成させたという。材料は主にダンボールや空のペットボトルなど家にあるものと100円ショップで購入した毛糸も使用。後頭部から硬貨を入れる形状になっている。

飼い猫むぎちゃん(右)をモデルにした受賞作品「ロボットネコ」(左)=提供=

 貯金箱の内部には電球とスイッチが内蔵され、壊れたおもちゃの一部を活用した。電源を入れると青、桃、緑、紫の4色に点灯し、外から見るとロボットのように目が光る仕組みにした。

 特にこだわったのは毛並み。3色の毛糸で毛流れを忠実に再現した。あまりの再現度に家族も「ちょっとびっくりしていた」という。佐藤さんは「今回はからくりを少なくしてみた。むぎちゃんをよく観察したのでリアルに作れたと思う」と話していた。【泉野帆薫】

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