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コバルトーレ女川 初戦落とす 全国地域SCL・京都に惜敗

 全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(SCL)の予選ラウンドが12日、全国3会場で開幕した。東北代表のコバルトーレ女川はいわぎんスタジアム=岩手県盛岡市=で関西代表のおこしやす京都ACと4年ぶりに対戦。前半を無得点で折り返したが、後半自陣ゴール前のこぼれ球を押し込まれ、初戦は0-1で惜敗した。

粘り見せるも得点奪えず

 決勝ラウンド(24日から)へ進むには試合運びを左右する予選の初戦が流れを決めるため、チームはこの3連戦の最重要試合と位置付け、総力戦で挑んだ。

 前半は京都の高い位置からのプレッシャーに苦しみ、守備に追われた。前半45分には野口が好機を作ったが得点に至らず、両チーム無得点で折り返した。

コバルトーレ

試合終了間際まで粘り強いサッカーを見せた

 後半、京都の運動量が落ち、コバルトーレはリズムを作り始めたが、24分、GK野坂が弾いたこぼれ球を押し込まれ失点。阿部裕二監督は「切り替えてあすの新宿戦に挑む」と話していた。

 13日は関東代表のクリアソン新宿、14日はFCバレイン下関と対戦。試合開始はいずれも午前10時45分。【石森洋史】

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女川からイレブン応援
生涯学習センターでPV 大事な初戦 大画面で観戦

コバルトーレPV

特集号を広げながら観戦する住民

 大事な初戦に挑むコバルトーレ女川を後押ししようと、女川町生涯学習センターで12日、パブリックビューイング(PV)が開かれた。選手たちの様子が大画面に映し出され、集まったサポーターは固唾をのんで見守り、声援の代わりに大きな拍手を送った。

 岩手県で繰り広げられている1次ラウンドは無観客で行われており、現地で応援できなかったサポーターや住民のために㈱コバルトーレがPVを企画。感染対策を講じて実施し、会場入り口では、石巻日日新聞社発行の「コバルトーレ女川SCL出場特集号」も配られた。

 コバルトーレが好機を迎えるたびに、来場者たちは身を乗り出して見入った。女川町宮ヶ崎の佐藤弘さん(50)はチームオリジナルのマフラータオルを握りしめて応援。「最後は必ず『やってくれる』のがコバルトーレ。予選を良い形で勝ち抜いて決勝に進んでほしい」と話していた。【山口紘史】


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