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日和山公園の鳥居解体 鹿島御児神社 年内にも再建 具体案検討

 石巻市の日和山公園にある鹿島御児神社の鳥居解体工事の安全祈願祭が22日、同所であり、早速、解体工事が行われた。築86年の鳥居は、老朽化と今年の度重なる地震で倒壊の危険性があり、規制線を張って付近を立ち入り禁止にしていた。

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 15日の総代会で解体が正式決定し、地元の建設会社、遠藤興業㈱が無償で解体工事を申し出た。この日は雨が降る中、鳥居前にテントを設営。午前10時から関係者約20人が参列し、工事関係者ら40人ほどが見守る中、神事が執り行われた。

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重機で崩されていく鳥居

 祈願祭の後、さっそく工事が始まり、鳥居は大型重機を使って解体された。見守った近所の女性は「当たり前にあったものなので寂しい」と話した。

 同神社権禰宜(ごんねぎ)の窪木浩枝さんは「きょうの雨は鳥居の涙雨。お別れだと思うと寂しい」と語った。

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 新たな鳥居について窪木さんは「再建してほしいという声もいただき、寄付してくださる方もいる。クラウドファンディングもやって何とかしたい」と話した。具体案を検討中で、早ければ年内にも建立して新年を迎えたい考えだ。【本庄雅之】


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