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石巻魚市場 「金華さば」シーズン到来 どんと1100トン水揚げ

 石巻魚市場(佐々木茂樹社長)で15日、地域独自のブランド「金華さば」のシーズン到来が宣言された。16日には、巻き網船16隻が計約1100トンのマサバを水揚げし、好調なスタートを切った。

 金華さばは、金華山を中心とする漁場(青森県-茨城県沖)で漁獲され、石巻港に水揚げされるマサバに付加されるブランド名。魚体が大きく漁獲量が増え、一定の基準に達するとシーズン到来が宣言される。ブランド立ち上げから20年ほどが過ぎ、全国的にも認知されるようになった。

note用金華サバシーズンスタート (25)

 宣言初日の15日は4隻で約480トンが水揚げされ、魚体も基準を満たしていたことから昨年より3日早く、同市場はシーズン到来を宣言した。16日は仙台湾で取れた約1100トンが揚がり、魚体も100グラムから500グラム以上とさまざま。脂の乗りも良く、価格は1キロ当たり140-150円前後と例年並みで取り引きされた。

 佐々木社長は「早い時期にまとまった量が水揚げされるのは珍しい。塩焼きや竜田揚げなどで多くの人に楽しんでもらえれば」と期待を込めた。マサバの水揚げは2月末ごろまで続く。【渡邊裕紀】


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