てんとう

図書館員(育休中) / 3歳0歳男の子 / 子どもと一緒に読んだ本について思ったことや…

てんとう

図書館員(育休中) / 3歳0歳男の子 / 子どもと一緒に読んだ本について思ったことや、こどもの反応など、日々の読書記録を書きます。時々、自分の読書記録。

最近の記事

少年が飛行機を見るのは

読者は本を開くと、物語のその1ページ目から、この本がどんな世界なのか手探りで掴んでいく。 はじめはその世界のことがわからないから、ゆっくりと、その世界とそこに住む人たちがみえてくると、するすると物語の世界にに入っていける。 今回読んだ斉藤倫さんの『さいごのゆうれい』主人公は小学5年生男子。時は現代の日本の夏休み。父子家庭で、仕事が忙しい父は主人公を夏休みの間、母方の祖母の家に行預ける。 ふむふむ、児童書ではわりとよくある設定。ひと夏の出会いと冒険が待ってる予感。 この

    • 鹿とそりは何処に?

      2121年11月~12月に子どもたちと読んだ本の備忘録です。 クリスマス絵本にはまだ一緒に読んでいなかった『ぐりとぐらのおきゃくさま』を。「外に鹿(トナカイをいつも間違えて鹿と言う長男)とそりなかったけど、どうやって来たのかなぁ?』と本当に不思議そうに言う。自分も子どもの頃は家に煙突ないけどサンタさんプレゼントくれるかなぁと心配していたことを思い出す。子どもの頃のクリスマスって本当に幸せでキラキラしてる。ぐりとぐらの家は見た目よりも中が広い。 『やこうれっしゃ』は再読。以

      • 息子をベビーカーに乗せて、スーパーへ。買い物途中で泣き出してしまった息子。近くにいた4、5歳位のお兄ちゃんが「泣いちゃったの、大丈夫だよー」と声を掛けてくれました。優しい。ありがとう。

        • 読む人の「楽しい!」は伝わる

          絵本の読み聞かせ。読む側が楽しい、面白いと思って読むと、聴く側にその楽しい気持ちが伝わります。 楽しいという気持ちが、口調ににじみ出るのでしょうか。それとも、好きで暗記するほど何度も読み、滑らかに読むことが出来るから、聴く人の耳に心地よく届くのでしょうか。 主役は絵本、読む人は黒子、と思っていても、楽しい気持ちが伝わるのは素敵なことです。 おはなし会で絵本を読んでもらうと、大人でも幸せな気持ちになります。自分で黙読したときには感じなかった面白さに気がつくこともあります。

        少年が飛行機を見るのは

        • 鹿とそりは何処に?

        • 息子をベビーカーに乗せて、スーパーへ。買い物途中で泣き出してしまった息子。近くにいた4、5歳位のお兄ちゃんが「泣いちゃったの、大丈夫だよー」と声を掛けてくれました。優しい。ありがとう。

        • 読む人の「楽しい!」は伝わる

          その本、本当に読む?

          いつか終わる日は来るのか、息子ののりものブームはずっと続いています。 3歳児が読めそうなのりもの絵本を探して、最近は福音館書店の月刊誌「ちいさなかがくのとも」と、「こどものとも年少版」のバックナンバーからのりものが出てくる絵本を片っ端からローラー作戦で読んできました。 ただ、そろそろネタ切れ…という頃に図書館に行って来ました! 息子が「これ読みたい」と持ってくる本は、まだ早いんじゃない?絶対読まないでしょ!と思う本もちらほらあり、「こっちも面白そうだよ」、「この間読んだ

          その本、本当に読む?

          子どもの生活を描いた絵本

          自分が子どもの頃に読んでもらった絵本を我が子にも…そうして読み継がれ、親子3代に渡って愛されるロングセラー絵本は数多くあります。 いい本だと思って読み聞かせても、本人の好みもあったりするので、必ずしも万人受けするというわけではないとは思います。 それでもやはり、長く読まれてきた絵本は、しみじみと良い絵本だなぁと感じさせられることが多いです。 最近、長男と読んだこちら。 くまさんは荷馬車で街をまわり、石炭を売って暮らしています。仕事を終え帰宅すると、暖炉にあたりながら絵

          子どもの生活を描いた絵本

          声に出したい小風さちさんの絵本

          シャララーン、シャララーン、シャン シャン シャン… これ、何の音だと思いますか? サンタクロースがトナカイのそりで空を駆ける音?12月に入り、クリスマスムードが高まってきたので、そう思った方もいるかもしれませんが、残念違います。 正解は、、、カーキャリアが車を運ぶ音です。 わかるわけないよ!と、こちらに石を投げないでください。私も子どもに読み聞かせしたときは、「カーキャリアってそんな音するっけ?」と思いました。 その本というのがこちら。 カーキャリアに中古車を積み

          声に出したい小風さちさんの絵本

          ぐりとぐらのカステラの味は?

          息子3歳。ぐりとぐらを楽しめるようになってきました。 ぐりとぐらといえば、ふんわり大きなカステラ! この本を読むと子どもは手を伸ばして食べる(真似をする)と聞いていたので、さて、我が子はどうかと、反応を楽しみにしていました。 『くだもの』(平山和子作 福音館書店)で手を伸ばして食べるふりをしていたので、きっとするだろうなぁ…と思ってはいましたが、やはり。ふたを開けて焼上がったカステラに迷わず手を伸ばし、むしゃむしゃ。そして、「バナナの味がする!」とのことでした。(生地が

          ぐりとぐらのカステラの味は?

          夏を感じる絵本2冊

          3歳息子との読書記録を綴っています。 絵本はいつ読んだって面白いけど、季節を感じる題材を扱っている本はやっぱりその季節に読むと楽しいもの。 というわけで、 夏の風物詩 蝉 の抜け殻。 去年は怖がっていたが、今年は触れるようになり、興味が出てきた様子なので、 『せみの声』福音館書店 ちいさなかがくのとも2017年7月号 槐真史ぶん かわしまはるこ え ほとんどがせみの絵と鳴き声の文だけで構成されたかがく絵本。そのシンプルさゆえに、蝉には種類があり、鳴き声が違うと

          夏を感じる絵本2冊

          さぁ車にのって仕事だ!

          3歳息子は絶賛のりものブーム。 図鑑や乗り物が出てくる絵本を「これ読む」と持ってくることが多い。 最近よく読んでいるのが、 「おたすけこびと」シリーズ の 『おたすけこびとのまいごさがし』 お仕事の依頼を受けたおたすけこびとたちがはたらく車を駆使して活躍する。シリーズ全7冊。 乗り物好きとしては、まず車がずらっと並んで仕事に出かける様子に心つかまれている様子。(ミニカー並べるの大好きだものね) 文章が少ないので、ストーリーのなかでそれぞれの車がどんな風に仕事をし

          さぁ車にのって仕事だ!

          読書記録をつける

          息子が生まれてから3年間、一緒に読んだ本の記録を紙ベースで書いてきた。 それは図書館で借りる本を重複させないための記録であり、また時が経てば忘れてしまうであろう、日々の読み聞かせで子どもが見せた反応を日記代わりにつけているものだった。 アナログ人間なので、手書きで書くことは好きなのだけれど、二人目が生まれていかんせん時間がない。いや、正確に言うとノートとペンを持って書く時間がない。(ノートとペンを持って書く時間があったら寝たい。というのもある) ただ次男を抱っこで寝かし

          読書記録をつける