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バイブルは全人類に対するメッセージ

バイブル(聖書)は特定の国や民族に宛てて書かれている訳ではありません。

だれに宛てて書かれているのでしょうか?  全人類です。

でも最初、ヘブライ語で書かれていたのですから、イスラエル人が主な対象ではないのですか? 

たしかに、バイブルの前半39の書はヘブライ語(一部アラム語)で書かれました。一般には旧約聖書と呼ばれています。

しかし、後半27の書はギリシャ語で書かれました。新約聖書と呼ばれている部分です。この部分の巻頭はマタイによる福音書ですが、この書だけは最初ヘブライ語で書かれ、のちにギリシャ語で書かれたようです。

ヘブライ語で書かれた39の書(以下ヘブライ語聖書と呼びます)は、創世記から始まります。天地創造に始まり、地球と人類に対する神エホバの目的が明らかにされます。(創世1:28) それは人類が増えて、地上全体に広がること。そして人類が地球を管理し、ほかの生物を治めることです。

最初の男性アダムと女性イヴはエデンの園から始め、地上全体を楽園にしていく、とてもやりがいのある仕事を与えられました。しかし、同時に二人はエホバ神様の命令に従う必要がありました。(創世2:17) 

命令を破った二人は不完全になり死にます。神様の目的はついえたのでしょうか? いいえ。創世3:15に書かれているようにエホバ神様は「へびの頭を砕き」罪と死を除き去る方法を「神聖な奥義」として約束されました。

この壮大なプロジェクトの進展において、エホバ神様は古代のイスラエルを特別に用いられました。しかし、のちにご自分の独り子イエス・キリストを遣わされて、全人類に救いをもたらす手段とされたのです。

バイブルはそのプロジェクトがどのように成し遂げられるのか、「神聖な奥義」を解き明かしているのです。ですから、当然エホバ神様は全人類にそのプロジェクトについて知らせ、それに加わるよう招いておられます。特定の国や民族に対してではありません。

使徒10:35にはこう書かれています。
「神を畏れて正しいことを行う人はどの国の人でも神に受け入れられるのです」

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