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ワーホリは「モノ・ヒト・コト」の断捨離である

ワーホリといえば
『遊べて稼げる!』『キラキラ海外生活!』
そんな風に今広まっていると思います。

それもそうなのですが、ワーホリ8か月で大きく感じているメリットは、ワーホリとは日本にいるのなかなか手放せなかった「モノ・ヒト・コト」の断捨離であるということです。




モノの断捨離

オーストラリアに1年間滞在するということは、1年間分の洋服や生活に必要なものをたった1つのスーツケースに納めなければならないですよね。

荷造りの中で本当に必要なものは何かをとても考えたし、オーストラリア内で家を移動するときなども度々、スーツケース内断捨離をしています。

また、根本的にスーツケースに収まるように生活したいので、生活に必要なもの以外を買うこともしません

日本にいたときは、欲しいものは手に入れるのが幸せだと思っていました。でも案外モノは少なくても幸せだし、そのほうが部屋も整理できるので幸福度高いです。

本当に必要なものがわかったので、部屋の中はいつも整っていますし、無駄な出費をすることもなくなりました


ヒトの断捨離

ヒトの断捨離というと聞こえが悪いけど、要は本当に必要な友人や人間関係がわかるよねってこと。

日本にいるとどうしても、
・昔からの仲間からのお誘い
・会社の飲み会
などを断るのが難しいですよね。
行ったら楽しいと分かっているものは尚更。

1年間海外に滞在するということは、日本にいる友人とも疎遠になってくる。そんな中でまだ連絡を取り合っている友人は自分が本当に必要としている人で、きっと相手もそんな存在にみてくれていると思います。

これを象徴する出来事がありました。

一度、オーストラリア滞在中に50年ぶりの大きな台風が来ました。洪水警報やら非難注意報やらが出てとっても不安になりました。でもオーストラリアの台風の話は日本ではニュースでやっていませんでした。

そんなときに、家族や友人が知らないまま死ぬこともあるんだ・・ととても悲しくなったのを覚えています。

しかしそれがきっかけで、「今私がこんな状態なんだってことを知ってほしい!」と思った友人が絞れたのです。


コトの断捨離

「コト」とはここでは考え方時間の使い方を表します。

私が日本にいたときは、
「周りの目を気にしてやりたいことができない」
「空気を読んで自分の意見を押し殺す」
そんな考えで、なかなか生きづらかったです。

オーストラリアでは、
「周りの目は気にせずやりたいことやってみよう!」
とりあえず言ってみよう。ダメならダメでOK!
 誰もその意見で私のことを判断しない。」
そんな考え方に変わってきました。

少し話はそれますが、
日本で自分の意見が言えない理由はこんなものがあると思っています。
・正解を求められてきた教育なので、そもそも意見がない
・みんな一緒でいることがいいこととされている
・意見が違うと「もう仲間じゃない」ように感じる
・意見をぶつけ合うと、自分を否定されているように感じる

日本は島国で移民をあまり受け入れないため、観光客を除くと日本人ばかりの国です。だからこそ違いを受け入れづらいし、一緒に頑張ろう!の精神だから「みんな一緒」を好みます。

オーストラリアでは様々な国の人がいるのもあって『みんな違って当たり前』な文化なので考え方も違って当たり前です。

だから、意見によって人を判断しないんですね。

それが私にとって生きやすくなった要因の一つでもあります。

しかし「意見がない人間」として生きてきた私にとっていつも意見を求められるオーストラリアでは難しいと感じる瞬間もあります。

でもこれも私が求めてきた成長なので、
「自分の意見をつくる」ことも目標としていきます!


「時間の使い方の断捨離」に話を戻します。

時間の使い方も、日本では
・朝活して
・仕事いって
・ジムいって
・帰ってごはん食べながらテレビみて
・だらだら過ごしてたら夜中2時
のような同じ生活を毎日していました。

今は、テレビをだらだら見る時間がなくなった代わりに英語を勉強したり、自分と向き合う時間に使えています。

オーストラリアは朝が活発で、カフェなどで働くと朝6時から勤務のところもよくあります。14時に仕事が終わるので、そこから時間を有効に使えるのがいい習慣につながっていると思います。

しかも日本にいたときよりも労働時間は短いですが、いいお給料をもらえています。時間は増えて、貯金も増えました

しかしワーホリは自由であるがゆえに、常に自分をコントロールしないとすぐ弱い自分がでてきます。それがまた自分との闘いな感じがして好きです。笑


番外編

あとこれは番外編だけど、英語には敬語がないことが私はすっごく好き

日本人と会ったときはどうしても、「敬語でいく?」「タメ口でOK?」の確認が入ったり、空気を読みながら口調を変えていく必要があるんですよね。

私は日本にいたときから敬語を使われるのが苦手でした。かつ、年下の子にさえタメ口で話すのも苦手でした。

というのも、日本では年下が年上に敬語を使うのが主流ですが、私は年下の子にも尊敬できる部分がたくさんあると思うから敬語を使っちゃうんです。

でも敬語よりタメ口のが心が近づくのは早いと思います。

英語だと、「みんな友達!」「みんなリスペクトだけど言葉は一緒!」なので、上司でさえ敬語のようなものはないです。
(May I ~ とか Could you ~ とかはあります!)

それがとても心地よく感じています。

もちろん日本語もとても美しい言語なのですが、
英語を喋っているときの自分のほうが
今は好きでいられます。


最後に

オーストラリアはこうで日本にいたときはこうだった・・と色々書いてきましたが、日本のこと大好きです。

最近は日本に帰りたすぎて毎日航空券を調べています。笑

〇〇人は~とかで括りたくないけど、
日本人は礼儀正しいし丁寧だし
ワーホリ中深いところで助け合えるのは日本人。
日本食は美味しいし世界でも人気。
日本は綺麗だし安全だし何でもある。


どこに住むのが問題なんじゃなくて、
・自分に必要なものは何か?
・起きたことをどう捉えるか?
それを常に考えることが人生にとって大切だなと思いました。

ワーホリはただのきっかけでしかなくて、
どこにいてもそれはできること。

日本に帰ったとしても、この気持ちは忘れないでおきたいなと思ったので書き残しました。

今年も、私に関わってくれたすべての方に感謝をこめて🫶

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