レンズ沼あれこれ:NIKKOR 105mm F1.8
今回はニコンのNIKKOR 105mm F1.8です。ニコンの105mmはほかにF2.5も持っているのですが、F1.8は大口径バージョン。1981-2005年に発売されていたレンズで、シリアルナンバーからはおそらく80年代はじめ頃のレンズだと推測できそうです。
10年(以上?)ほど前に中古で購入したもの。大口径らしい存在感があり、見ていて飽きないレンズでもあります。年代的にはそれほどオールドなわけではないのですが、けっこうなダメージがあり、使い込まれた感満載でした。フードは組み込み式で引っ張ると伸びる仕様。前玉は実測、60ミリほどありました。なかなかの迫力です。
購入した当初はメイン機がニコンD90。マニュアルレンズですからスピード感が求められるシーンには向かないものの、F値が1.8と当方所有のレンズとしては明るいほうのレンズ。旅行先でいろいろと使っていた記憶があります。重たいカメラとレンズで1日中相当な距離を歩くのは、一人前(何の?)になるための修行だと思って頑張っていた頃です。
NIKKOR 105mm F1.8
マウント:ニコンFマウント
レンズ構成:5群5枚
絞り羽根:9枚
重さ(実測):562g
まずはやっぱり開け気味で撮影。ボケ具合を見ていきましょう。撮影は春先なので、花の写真が多めです。ピント面はだいぶふんわりしていますが、ボケ重視ということで。ともするとうるさくなりがちな背景でも、割にすっきり写っている印象です。
こちらは秋に撮った写真2点。こうして見比べてみると、季節の色あいというのはちゃんと出るものなんですね。カメラのおかげなのか、レンズの力なのか。
2段ほど絞って撮影。少しシャープになりコントラストや発色、ヌケ感もなかなかいい感じかと思います。
砂浜をぶらぶらしていると、ウェディングフォトの撮影に遭遇。お幸せに〜笑
モノクロでも撮ってみました。これといって特徴はないのですが、品のある質感に見えなくもないかと。
大きなレンズですし重さもそれなりにありますから、こぶりなカメラだとバランスが悪くなってしまうのは難点でしょうか。かといって縦グリをつけたD90ではさすがにデカかったですけどね。俺はカメラマンだぞ!的な主張が欲しいときにはアリかも?
105ミリくらいだとついボケに重きを置いて撮ってしまいがちですが、レンズ自体はもっと奥深いポテンシャルを秘めた逸品だと思います。うまく使えばポートレートなどでもイケるかもしれません。
なお、レンズに関する記述や評価はすべて、素人カメラマンの個人的な感想です。誤った情報や評価などがあれば、ただちに修正していきたいと思っています。その点はご容赦ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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