ひっくすK

1967年生まれ。福岡県福岡市出身、愛媛県松山市在住。長年勤めた新聞社を50歳を機に退…

ひっくすK

1967年生まれ。福岡県福岡市出身、愛媛県松山市在住。長年勤めた新聞社を50歳を機に退社し、現在はwebを中心にライター活動&求職中。オールドレンズ沼にどっぷりハマり中。インスタ→https://www.instagram.com/hidehiko_kido/

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レンズ沼あれこれ:OLYMPUS OM-SYSTEM G.ZUIKO AUTO-W 28mm F3.5

今回はオリンパスOMマウントの単焦点広角レンズ、OLYMPUS OM-SYSTEM G.ZUIKO AUTO-W 28mm F3.5です。オリンパスユーザーなら持っておけ!的な(ことを言う人もいる)有名レンズです。 1970年代、オリンパスの小型軽量一眼レフカメラ、OMシリーズとともに活躍(※OM-1発売は72年)したレンズで、レンズ名にMCの文字がなくマルチコーティング化される以前のレンズとわかります。 当方のマイクロフォーサーズ機で使用しているレンズは、マイクロフォー

    • レンズ沼あれこれ:SIGMA AF TELE 400mm F5.6

      今回はシグマの単焦点望遠レンズ、SIGMA AF TELE 400mm F5.6です。発売は1987年ごろ。発売時の価格は5万3500円ほどで、当時としては革命的な設計であり、価格設定だったそうです。(SEIN:大曽根語る9)年代的にはそれほど古くないものの、ネットでは立派に「ビンテージレンズ」と紹介されており、もはやオールドレンズの仲間入りを果たしているんですね。 単焦点ですが400mmという長距離砲の割に重量は軽い印象。マウントアダプターを介すとAFは使えずマニュアルで

      • レンズ沼あれこれ:smc PENTAX-M ZOOM 28-50mm F3.5-4.5

        今回は旭光学smc PENTAX-M ZOOM 28-50mm F3.5-4.5です。広角スタンダードの28ミリから標準画角の50ミリというズームレンズ。レンズ名にMとある通り、PENTAXの小型一眼レフカメラ、Mシリーズ用に販売されたレンズ。ペンタックスフォーラムのレンズデータを調べてみると、生産された年代は1979〜85年でした。 1983年にはペンタックスAシリーズが登場しています。KAマウント移行後も生産されたようなので、取り回しのよさが意外に評価されたレンズなのか

        • レンズ沼あれこれ:NIKKOR 105mm F1.8

          今回はニコンのNIKKOR 105mm F1.8です。ニコンの105mmはほかにF2.5も持っているのですが、F1.8は大口径バージョン。1981-2005年に発売されていたレンズで、シリアルナンバーからはおそらく80年代はじめ頃のレンズだと推測できそうです。 10年(以上?)ほど前に中古で購入したもの。大口径らしい存在感があり、見ていて飽きないレンズでもあります。年代的にはそれほどオールドなわけではないのですが、けっこうなダメージがあり、使い込まれた感満載でした。フードは

        レンズ沼あれこれ:OLYMPUS OM-SYSTEM G.ZUIKO AUTO-W 28mm F3.5

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          レンズ沼あれこれ:NIKKOR-Q Auto 135mm F2.8

          今回はニコンの中望遠単焦点、NIKKOR-Q Auto 135mm F2.8です。ニコンの135mmは1950年代終盤以降たくさんのモデルがつくられており、私が所有するレンズはシリアル番号から1971〜73年ごろに生産されたものとわかりました。(初期モデルは1964年発売) ずっしりとした金属とガラスの塊感がハンパない。なかなか胸踊る質感のレンズであります。ニコン党の方はすでにご存じかと思いますが、レンズ名がNIKKOR-Qということは、レンズの枚数が4枚ということを意味し

          レンズ沼あれこれ:NIKKOR-Q Auto 135mm F2.8

          レンズ沼あれこれ:TAMRON BBAR MULTI C. 135mm F2.8

          今回はタムロンのアダプトール時代の単焦点レンズ、TAMRON BBAR MULTI C. 135mm F2.8です。タムロンの公式サイトの情報では、正式なモデル名はCT-135、1976〜79年に発売されたモデルだそうで、私が先に所有していた28mmf2.8とは兄弟分のような関係のようです。 タムロンの製品情報には「クラス最小型軽量の明るい(F2.8)レンズ」とありましたが、確かに他社の135mmと比べると驚くほどコンパクト。質感もなかなかいい感じで期待が高まりました。

          レンズ沼あれこれ:TAMRON BBAR MULTI C. 135mm F2.8

          レンズ沼あれこれ:Tokina AT-X 28-85mm F3.5-4.5

          今回はトキナーの標準ズームレンズ、Tokina AT-X 28-85mm F3.5-4.5です。正式な型番はAT-X 285で、発売は1981〜84年ごろ。トキナーのブランド発足70周年記念サイトでは「高性能、高品質モデルのAT-Xシリーズ」との紹介がありました。この時に発売されたAT-Xモデルとしては、一番の広角(28ミリ)画角をカバーするレンズだったようです。 高級モデルという位置づけの割にはプラスチック部分も多く、金属感はもうひとつかなぁと。それでもズームリングを回し

          レンズ沼あれこれ:Tokina AT-X 28-85mm F3.5-4.5

          レンズ沼あれこれ:SIGMA MIRROR-TELEPHOTO 600mm F8

          今回はシグマのミラーレンズ、SIGMA MIRROR-TELEPHOTO 600mm F8です。焦点距離600mmのレンズですから、仮にマイクロフォーサーズ機に装着するとなんと驚きの1200mm。完全にロマン砲の域ですね。 レンズについての詳細は不明なものの、発売当時、3種類ラインナップされたシグマのミラーレンズシリーズのうちの真ん中の焦点距離で、おそらく1980年代中ごろのレンズと思われます。 かつては光学系各社ともミラーレンズを発売していましたが、現在国内ブランドでは

          レンズ沼あれこれ:SIGMA MIRROR-TELEPHOTO 600mm F8

          レンズ沼あれこれ:TAMRON CF TELEMACRO BBAR MC 80-210mm F3.8/4

          今回はタムロンの望遠ズームレンズ、TAMRON CF TELEMACRO BBAR MC 80-210mm F3.8/4です。タムロンの公式サイトの情報から、正式なモデル名は103A、80-210mmズームとしては2代目で1981年に発売されたモデルだと確認できました。同年発売のレンズには75-250mmF3.8-4.5、単焦点のSP350mmF5.6などがありました。望遠レンズ流行りだったんでしょうかね。 マウントはアダプトール2。先に所有していたタムロン28mmF2.8

          レンズ沼あれこれ:TAMRON CF TELEMACRO BBAR MC 80-210mm F3.8/4

          レンズ沼あれこれ:tamron BBAR MULTI C. 28mm F2.8

          今回はタムロンの単焦点広角レンズ、tamron BBAR MULTI C. 28mm F2.8です。タムロンの公式サイトで情報を確認すると、正式なモデル名はCW-28、1976年に発売されたモデルだそうです。マウントは固定ではなくアダプトール2という取り替え式のマウント。私が手に入れたのはM42スクリューマウントのアダプターとセットでした。 銘板には「BBAR MULTI C.」と刻まれており、ネットの情報によるとアメリカ向けの輸出モデルということを示しているとのこと。M4

          レンズ沼あれこれ:tamron BBAR MULTI C. 28mm F2.8

          レンズ沼あれこれ:Takumar 135mm F3.5

          今回は旭光学Takumar 135mm F3.5です。「オート」も「スーパー」も「SMC」もない、いわば「素のタクマー」です。調べてみると1957年ごろのレンズ。先にテレフォト135mmが発売されたそうですが、レンズ構成など基本的な設計は変更がなかったとのこと。 Takumar 135mm F3.5の発売から数年置いて半自動絞りのオートタクマー135mmへ、そして自動絞りのスーパータクマー135mm、F2.5のスーパータクマー〜SMCタクマーへと展開していったようです。

          レンズ沼あれこれ:Takumar 135mm F3.5

          レンズ沼あれこれ:MC ZENITAR 16mm F2.8 FISH-EYE

          今回はロシア製のフィッシュアイレンズ、MC ZENITAR 16mm F2.8 FISH-EYEです。当モデルの詳しい年代は不明ですが、ゼニターブランドですし、リアキャップなどのマークで確認できるとおりKMZ社製。海外サイトの情報によるとM42マウントモデルとしてスタートし、ソビエト連邦解体(91年)後も生産が続けられたとのこと。 私が所有するレンズにはmade in russiaの文字があり、ニコンFマウントモデルです。KMZマークのデザイン(矢印がない)を考慮すると、9

          レンズ沼あれこれ:MC ZENITAR 16mm F2.8 FISH-EYE

          レンズ沼あれこれ:NIKKOR 20mm F3.5

          今回はニコンNIKKOR 20mm F3.5です。先代ともいえるNikkor-UD Auto 20mm F3.5の発売が1968年。ニッコール千夜一夜物語:第二十夜によると、フィルター径52ミリにはこだわりがあり(※先代は72ミリ)、6年後の72年に20mmF4として達成されたのだそう。そういえば手許のレンズもフィルター径は52ミリ。つまり直接的にはF4モデルの後継者といえるでしょうか。 我が家のレンズ箱を整理していて見つけたもの。いつどんな経緯で買ったのか、まったく記憶に

          レンズ沼あれこれ:NIKKOR 20mm F3.5

          レンズ沼あれこれ:MINOLTA MD 50mm F1.7

          今回はMINOLTA MD 50mm F1.7です。1981年発売のニューMD単焦点レンズ。ニューMDの50mmにはF1.7のほか、F1.4、F2.0のモデルがありますが、いずれも同じ時期の発売、F1.7とF2.0モデルはレンズ構成まで同じというなんだか不思議なラインナップなのでした。 85年にはミノルタからオートフォーカス機能を搭載したαシリーズが発売されますから、マニュアルのニューMDレンズはミノルタX-700あたりと使われていたのかもしれません。 ニューMDレンズに

          レンズ沼あれこれ:MINOLTA MD 50mm F1.7

          レンズ沼あれこれ:AUTO YASHINON-DS 50mm F1.9

          今回はヤシカAUTO YASHINON-DS 50mm F1.9です。1973年に発売されたヤシカFFTというカメラのセットレンズとして世に登場。単体では発売されなかったという情報もありました。75年には株式会社ヤシカが経営破綻しており、つまりヤシカ最晩年の作ということになるでしょうか。中古市場では穴人気高評価のレンズであります。 ヤシカと言ってバレーボールを思い出す人は今どきいないと思いますが、かつて女子バレーボールの強豪チームを持ち、五輪代表に選出された選手もいらっしゃ

          レンズ沼あれこれ:AUTO YASHINON-DS 50mm F1.9

          レンズ沼あれこれ:AUTO RIKENON 55mm F2.8

          今回はリコーAUTO RIKENON 55mm F2.8です。リケノンの55mmにはほかにF1.4や1.8といったモデルも存在するようですが、手許のレンズはF2.8。廉価版という位置づけでしょうか。リコーの公式サイトで確認すると、1969年発売のリコー126Cフレックス(国産唯一のインスタマチック!)の標準レンズがリケノン55mmF2.8となっていました。サイト掲載のレンズ名には「AUTO」がないので違うレンズかもしれませんが、系統的には近いのかも。 マウントはM42スクリ

          レンズ沼あれこれ:AUTO RIKENON 55mm F2.8