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【開催報告】ひだ財団設立記念助成プログラム「TMBJ-高山まちづくり協議会防災士女子会-」報告会

ひだ財団設立記念助成プログラムに採択されたTMBJ-高山まちづくり協議会防災士女子会-の報告会を開催しました。皆様からお預かりしたひだ財団の設立寄付を原資とした「設立記念助成プログラム」は、「安心・安全に暮らせるコミュニティづくり」をテーマに昨年秋に募集し、2024年2月末までを事業実施期間としています。

TMBJの皆様(防災・減災×サステナブル大賞優秀賞報告で市長室訪問したときの様子)

高山市防災力向上プラン 2023

TMBJの助成プログラムを活用事業は、防災知識の周知啓発を目的とした防災カフェの開催と教材開発です。
【事業目標】
・高山市内商業用スペース等を活用した防災カフェの開催 集客目標 50名
・防災備蓄の啓発や防災啓発に関する資料・ペット防災に関する教材を作成し配布 配布枚数2,000枚

個々人の意識・行動を5段階にわけたときの最も多くを占める、【関心があるが行動に移せていない】【無関心】の層へ、周知活動を行い、防災・減災への取組みの必要性に気づいてもらうことが狙いです。

今回の実践から、「できることから1歩ずつ、まずは顔の見えるゆるい繋がりづくり」を次のステップと定め、さらに活動を広げています。

実践①防災カフェ「防災わくわく広場」の開催

★防災わくわく広場
日時:2024年3月2日(土) 10時~14時
場所:駿河屋アスモ店2階 フリースペース及びキッチンスペース
調査:オンライン意識調査アンケート R5.9.19-10 結果を活用
内容:パッククッキング・防災食試食・防災力チェック・自宅チェック・卵から踏み体験・防災備蓄展示・持ち物シールワーク・防災クイズ
参加人数:来場者72名 スタッフ8名

防災ワクワク広場(防災クイズ)の様子

実践②教材の開発

防災備蓄(水・トイレ・地震診断等) 教材作成
シール教材 200 部作成
→防災わくわく広場や啓発活動で配布

防災備蓄教材の一部
防災ワクワク広場(持ち物シールワーク)の様子

活動の背景、TMBJ が感じている地域課題

平成の大合併から10年経った現在、高山市には20のまちづくり協議会が活動しています。まちづくり協議会には、地域の課題を解決するため自治会連合会地域を活動団体として自治会連合会をはじめ、地域内の各種団体などで構成された地域のネットワークとしての機能があります。20あるまちづくり協議会の運営メンバーの中で、防災士の資格をもつ女性メンバーで構成されたのがTMBJです。まちづくり協議会を通して市民にアンケートを行った結果、主婦(主夫)層が防災研修やイベントに参加する機会が少ないことがわかりました。そこでTMBJは、主婦(主夫)が気軽に参加でき、かつ効率よく時間が過ごせるような工夫をしています。
今後、地縁団体でもあるまちづくり協議会が、専門機関と地域住民の架け橋になれるよう、地域防災の側面から地域の人の潜在的なニーズを引き出し、ボトムアップする役割を担います。
まちづくり協議会だからできること、任意団体だからできること、それぞれの強みを活かし専門機関と連携しながら、地域の防災力向上が不可欠です。

今後の展望

2024 年度は、年 2-3 回 防災わくわく広場開催 (うち 1 回は、他のイベントとの共催) する予定とのこと。また、啓発資料 (防災備蓄やペット防災等)は随時イベントなどで配布されます。ぜひ皆さんも手に取ってみてください。今後も他団体と協働しながら高山市のの防災力向上に向けて活動していくとのことです。多世代が楽しく防災について学び、有事に備える機会を作ってくださりました。これからもこの地域の防災力を向上させていく仕掛けを地域一丸となって一緒に考えていけたらと思います。

助成団体概要

TMBJ(高山市まち協防災士女子会)は、岐阜県高山市のまちづくり協議会事務局の防災士の女性メンバー有志で、地域防災の啓発活動を行なっています。体験型ワークショップや防災教室など、主催される方の要望に合わせて企画実施します。https://tmbj.1web.jp/#contents

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