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雪解けに仕込んだ春の味覚、いよいよ出荷がはじまります!

こんにちは、岐阜県・飛騨高山で25年以上、化学肥料を一切使わずに無農薬で野菜をつくり続けている「飛騨高山 橋本農園」です。

いよいよ、待ちに待った春野菜の出荷がはじまります。昨年に引き続き「県外の方にも美味しい野菜を」「農家の食品ロス削減」を目的とし、今年も“食べチョク”を通して日本全国の方々へ新鮮野菜をお届けする予定でいます。

食べチョクというのは鮮度抜群の旬の食材を、品質にこだわる生産者から直接アプリで簡単に注文できるオンラインの直売プラットフォームです。

橋本農園は2022年の夏から販売を始めたのですが、注文してくれたユーザーさんから直接喜びの声をいただけることが、とても励みになっています。

今年もみなさんに喜んでもらえるように頑張ります!

先頭打者は、ぷっくり甘いスナップエンドウ

5月に入って気温が一気に上がり、4月に植えたスナップエンドウが出荷できる状態になりました。

例年よりも成長する速度が早く、味も濃厚で、肌感覚ではあるのですが堆肥として撒いた酒粕(参考記事)がしっかり効いたと感じています。
虫もほとんどついておらず、先月貼った虫除けのアルミホイル(参考記事)の効果があったのかなと、心の中でガッツポーズをしています。

あと数日で食べごろを迎えるぷっくりとふくらんだスナップエンドウ

スナップエンドウは収穫するのにちょっとした目利きが必要で、中の豆が成長してサヤの合わせ目が両側ともぷっくりと太ってきたころが収穫どき。

毎朝一列につき50〜60分ほどかけて一番美味しいタイミングを見極めながら収穫していますが、ちょっと見逃すと成長しすぎて皮が硬くなってしまうんです。

でもそうなったものは皮を剥けばグリーンピースとして美味しく食べることができるのでご安心を。

スナップエンドウは元々グリンピースをさやごと食べられるように品種改良したものなのだということ、実は知らない人も多いのではないでしょうか。

採れたてのグリーンピースを豆ご飯にすると甘くて美味しいですよ!

この時期、毎朝3時間ほどかけて10kgほどのスナップエンドウを収穫しています

スナップエンドウは花が咲いてから20日くらいで食べごろを迎える野菜で、6月いっぱいくらいまで楽しめます。

出荷が待ちどおしいスティックブロッコリー

スナップエンドウと同じころに定植したスティックブロッコリーも順調に成長しています。

スティックブロッコリーは先端にできるつぼみ部分が大きくなったものを収穫する一般的なブロッコリーと違い、わき芽の茎とつぼみを収穫する品種で、特に茎が柔らかくて甘く、ビタミンやカロテンが豊富な野菜です。

もうまもなく採ってしまう先端のつぼみ部分

先端のつぼみが大きくなる前に採ってしまうことで、わき芽の発生が旺盛になり、次から次へと出てくるようになるというわけです。

橋本農園では6月の初めくらいからこのスティックブロッコリーが出荷できるようになり、こちらもスナップエンドウ同様に6月いっぱいまでお届けができると思います。

シンプルに塩茹でするだけでとても美味しく食べられますが、ニンニクとベーコンと炒めてパスタソースにしたり、肉巻きにしても美味しいですよ。

初夏に向けての定植第一弾、おかひじき

定植したばかりのおかひじきは、7月に食べごろを迎えます。畝(うね)に一つ一つ穴を開けて苗を定植し、イワシなどを原料としたアミノ酸液肥をたっぷりと蒔きました。

専用の穴掘り器具を使ってマルチシートに穴を開けていきます

おかひじきはβ-カロテンやビタミン、葉酸などのほか鉄分やカリウムといったミネラルもたくさん含んだ栄養豊富な野菜で、貧血予防によいと言われています。

さらに栄養価だけでなくシャキシャキとした食感も魅力のひとつで、クセがないため野菜特有のエグみが苦手なお子さんでも食べやすいと思います。

サラダなどに入れて生でも食べられますが、サッと湯がいてポン酢で食べるのもおすすめですよ。出荷できる状態になったら、またお知らせします。

開けた穴にひとつずつ手作業でおかひじきの苗を畝(うね)に定植していきます


先月の記事でご紹介した菜の花と雑草が咲き乱れていた畑もしっかりと耕しました。これから夏にかけてキュウリやトマトなど、野菜の種類もどんどん増やしていきますので楽しみに待っていてください。

その他の畑も雑草を抜いて耕して、着々と整備を進めています

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