松場慎吾 | 株式会社HIDAIIYO代表取締役社長

飛騨•高山で分散型町家ホテル『IORI STAY』を運営しています | https:/…

松場慎吾 | 株式会社HIDAIIYO代表取締役社長

飛騨•高山で分散型町家ホテル『IORI STAY』を運営しています | https://iori-stay.com/ | サウナ付オフィス『TRACE』も | https://trace-hida.com/ | 会社Blogよりも個人的なストーリーや日々の気づきを書いています。

最近の記事

『いつかの出会いは飛騨で』

たまには良かったころほ良い旅の話をしてもいいよね。 僕は昨年の6月にポートランドに行ってきて、起業家精神にあふれたカルチャーや土地と人がとても気に入りました。 次は1ヶ月ぐらい住みたいなーと思ってて、HIDAIIYO USAを設立するなら、ポートランドかなと思ったぐらい。 そんかポートランド滞在中、現地のBar飲み歩きツアーに参加しました。 6人ぐらい参加者がいて、あるカップルと知り合いました。 「僕の名前はマーシーだよ。僕は、ニッポンの真ん中、飛騨高山という田舎か

    • ゲストから学ぶ多様な価値観

      昨日さ、 オランダからの20代ゲストのチェックイン担当してさ、 色々話したんだけどさ、 今回の日本旅行は5週間だって! 思わず、 「働いとるん?」 と聞いたら、 「そだよ。急遽日本行き決めていまここ」 と言うんです。 興味津々になってしまい、 「日本で若手が急遽5週間休むからよろしく!🤗って、日本トップレベルの鈍感力か退職の覚悟が必要だよ。表でも裏でも色々言われて精神病むこともあるけど、職場のみんなははなんだって?」 と突っ込んだら、 「ボスは、日本羨

      • ふと感じたこと

        旅先で人々が輝いて見えるのは、ある意味社会からはみ出たところに存在する人として見ているからではないかと思った。 多くの人々が、組織、学校、地域、家族などいくつかのコミュニティに所属しながら生きている。 それぞれに本当の自分がいるけれど、それぞれに違和感があったりして、本当の自分とは違う自分を受け入れたりしてることもあるんじゃないかな。 そんな日常から抜け出して、遠い国、日本まで冒険してやってくるからその人が輝く、その人らしさ、良い部分がでることがあるような気がする。

        • タクシー不足の地方観光地

          飛騨高山でもタクシーの手配ができないことが増えた。その時間帯は満車ですと言われる。代行も3時間待ちなんて当たり前になっている。 関係者に話を聞いてみると、コロナ禍で人が辞めてしまい、採用かけても人が集まらないらしいのだ。 インバウンド復活➕タクシー会社人員減のダブルパンチ。Uber解禁をとの声もあるけど、解禁してもドライバーの担い手がいない可能性が高い気がする。 アフターコロナは、サービス業の不人気が顕著化しているし、全業種人手不足なので競争に負けてしまう。地方部の優良

          宿の可能性は広がり続ける

          宿の可能性は広がり続ける。それも、自分たちの知らないところで。 こんなことを感じた日。とても嬉しいことがありました。 5年ほど前にIORI STAYに滞在したオーストラリアのゲストが飛騨市に拠点を持つことになったのです! IORI STAYがきっかけで飛騨古川に宿泊し、町を知り、気にい入って、多拠点生活を決定。 オーストラリアで会社を経営するファミリーらしいのですが、日本における拠点として飛騨市に町家を購入し、設立を進めているそうです。 飛騨市役所の商工課に問い合わ

          旅する側に立って

          今回のアメリカ旅行では勉強のためにAir BnBとホテル両方利用したんですが、Air BnBでお世話になったホストにお土産と置き手紙を残しました。 たくさんのIORIのゲストがこれまでそうしてくれたので、自然と自分が旅する時にもそうしたいと思ったんですね。 でもやってみると旅行前も旅行中も忙しいし、チエックアウトの朝なんてドタバタです。IORIのゲストはファミリーが多いんですが、家族で子連れだったりしたら尚更のこと。 自分がやってみて初めてそんな中わざわざ時間をつくっ

          民泊ではなく旅館でもホテルでもない『IORI STAY』

          飛騨高山にある貸切宿はほとんどがパスワードだけ教えてチェックインするスタイルなんですが、これは全国共通ですね。 人件費という一番重いコストを削減したいのと、複数物件あるとチェックイン時間が重なるのでマネジメントが大変といった背景があります。 その分、ゲストに注意事項を理解してもらえず騒音問題が発生したり、提供サービスが限られたり、最終の宿チエックができないというデメリットも発生します。 ただ、なるべく利益を出したいと考える投資家や経営者が多いことや、本業を持ちながら副業

          民泊ではなく旅館でもホテルでもない『IORI STAY』

          NYのタクシーから見えた景色

          NY最終日終わりました。 今回Uberを久しぶりに使ったんですが、あらためてとても良いサービスだと思いました。とにかく便利。そして相互レビューの効果だと思うのですが、ドライバーのサービスレベルが高い。日本よりもサービスレベルが高いと感じました。 個人的にUberは情報収集の手段としても重宝しています。その地域に住む多様なドライバーが運転してくれるほで、ローカルのおすすめスポットや歴史文化などについてかなりの密度で語ってくれます。レビューとチップがかかっているのもあると思い

          ポートランドへ

          Portland, OR. Beautiful nature, great food & culture, friendly people. Made new friends too. 行きたかった町、ポートランドへ。多様な人々を惹きつけ急成長している町の魅力を五感で学んできました。町づくりのアイデアが溢れ出できてやた! ※2019年のブログをNoteに移行したもの

          飛騨での出会いがポートランドでの出会いに

          A stranger that I helped his order at a restaurant in my hometown introduced his friend who lives in Portland to me, and I had dinner with the friend, which turned out to be an enjoyable time. Makes me feel kindness is the common currency

          飛騨での出会いがポートランドでの出会いに

          母校の在校生に向けて

          母校の古川中学校で中学一年生向けに仕事の話をしました。毎年学校が主催するキャリア教育の一つです。 メッセージとしては、仕事というよりは、とにかく今の自分とか周りの評価とかは無視してぶっ飛んでほしい!的なメッセージにしてみました。 なかなか笑いが取れなくて苦しみましたが、 『想定外のコロナで仕事が減ってしまって苦しいので、サウナにこもって時を待っています』で少し笑ってくれて、ホッとしました。 後半は、『サウナに救われた』、『サウナのある今が人生で一番幸せ』、『借金生活で

          新規町家貸し切り宿プロジェクト開始

          おはようございます。 飛騨も春の風を感じる季節になってきました。今年は積雪量が多く、とっても春が待ち遠しい年だったので、日々幸せな気分が増しています。 雪解けとともに、たくさんのプロジェクトも動き出すのが飛騨地域の特徴でもあります。雪が多いと建設現場は危ないですし、工事が思うように進まないこともあるからです。 HIDAIIYOでも、新たなプロジェクトが、飛騨古川の中心で始まりました。 僕は工事開始直後の現場が好きで、とてもワクワクします。リノベーション案件だと空き家だ

          新規町家貸し切り宿プロジェクト開始

          新型コロナウイルスと意思決定

          Facebookから過去の投稿を教えてもらいました。 新型コロナウイルスの影響が広がりを見せる中、4月7日には政府による緊急事態宣言が首都圏に対して発出され、16日以降に全国へと拡大。 私たちは、2年前の今日、IORI STAYのすべての宿について、政府よりも早い段階で休業する決断をしました。休業を発表した時は5月6日までとしていましたが、半年から一年間休業することになったので、大きな意思決定だったと感じています。 2年前の投稿を読んで、HIDAIIYOのビジョン、ミッ

          『NISEKO』

          ニセコ視察は本当におもしろかった。 現場視察のみならず、ニセコの観光協会やDMOを訪問して意見交換し、色々と自分たちなりに理解してきました。 ニセコがここまでになっているのは世界一パウダーが素晴らしいというのは間違いないけれど、それだけではない様々な要因と外国人以外にも貢献した日本人のストーリーがあることを知りました。 一泊2日なのでめちゃくちゃ薄っぺらいですが(笑)、いまのニセコを僕なりに一言で言うと、 『日本人にとってのハワイ』 のような場所でした。 オースト

          飛騨高山最大のインバウンド向け体験ツアー「HIDA COOKING CLASS」の思い出

          昨日のインバウンド向け料理教室「HIDA COOKING CLASS」でとても印象に残ったことがあります。 というか感動しました。 HIDA COOKING CLASSは飛騨地域のローカルと一緒にローカル料理をつくり地域の食文化を学び、人々と触れ合うことができる体験アクティビティです。 年間1200人を米国の富裕層(というより知識層かも)を受け入れする日本唯一のインバウンド団体旅行向け料理教室でもあります。 昨日の団体料理教室のゲストの方々は、世界的に知られるスミソニ

          飛騨高山最大のインバウンド向け体験ツアー「HIDA COOKING CLASS」の思い出

          古川祭りとインド旅行

          大学生の頃インドで3週間くらいバックパッカーしたんですけど、現地では本当にたくさんの人々と強制的に関わらないといけない状態で、騙されたり、危険な目にあったりもして、本当にかなりのエネルギーを使ったんですね。 「もうしんどい、二度と来ない」 と最初は思ったんですけど、何度も素敵な現地の人達との出会いで救われて、 「めっちゃくちゃいい国やな、また来よう」 と最後に思ったんです。 振り返るとエネルギーをもらったなと。 少し前にIORI MIYAGAWAに宿泊したオースト