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Little Glee Monster 7月15日(金)18時 公式発表を受けて

かれん、MAYU、アサヒの3人体制で臨んだツアー「Little Glee Monster Live Tour 2022 Journey」も幕張公演2日間を残してホールツアーが終了。
ほんとうに3人で最後までやりきるのか、と感慨深い気持ちだった矢先。

7月15日(金)18時に公式ホームページで休養中の芹奈、manakaの卒業と新メンバーオーディションの発表がなされた。
私は事実上の解散宣言と捉えたが、Little Glee Monsterの名称は引き継ぐようで、今後の動向が見守られる状況の中、私は7月17日(日)に筆を執った。

発表と同時にTwitter上を駆け巡るファン(ガオラー)の方々の絶望、怒り、不安、落胆、困惑、期待、悲嘆、哀切・・・
一つの言葉では片付かない数々の感情と言葉に接し、
自分なりにLittle Glee Monsterをどう見届けるのかについて考える日々。

私は何事にもあまり入れ込みすぎないようにしているし、
Little Glee Monsterについては応援し始めて1年と少ししか経っていない。
その割には、ライブに行き、CDも購入し、ラジオも聞くというなかなか自分としてはどっぷりな生活をしているつもりだ。
けれども、10年近く応援し続けた方とは、今回の発表の捉え方が異なるなととても感じている。
だから、ひとりのファンの言葉として、こんな考えもあるのか、くらいに受け取ってもらいたいということを先に言っておく。(かなり好き勝手言ってるので悪しからず。)


世に出される楽曲やパフォーマンスは想像できないほどたくさんの方々が携わって形成されているので彼女たちだけのものではないし、ある程度一般化されて出てくるものを彼女たちの人生にしか関係しないものと考えることはできない。
だから、楽曲をよく聴く。ライブでのパフォーマンスをよく観て、聴く。そして、そこから感じることを大切する。これが私のスタンスだ。
ただ、彼女たちの楽曲やパフォーマンスは、10代から20代という成長過程で約10年という月日を重ねて生まれてきたものに変わりはなく、その重みを考えると、今回の発表は簡単に消化できるものではないだろう。
彼女たちにとっても、ファンにとっても。


ものごとは、はかない。
あのときの言葉は、あのときの思いは、いずれ消えていく。
今考えていることは次の瞬間には変わっている。
約束は守りきれない。
状況は刻一刻と移ろっている。

ものごとの見え方や感じ方は、みんな違う。
私から見える景色と、あなたから見える景色は、圧倒的に違う。
あなたがどう思っているかなんて、私はほとんどわからない。
私が感じていることなんて、誰かに共感してもらえるものだとは思わない。
ほとんどのことは憶測でしかない。今見えている世界も絶対とは限らない。



芹奈とmanakaのメッセージ動画は、私は見ることのかなわない立場なので、彼女たちからは文字のメッセージしか受け取れない。
かれん、MAYU、アサヒの3人は7月16日(土)の生放送で姿を見せたが、その表情からはほとんど何もわからない。2曲の歌唱からも彼女たちの頭の中はわからない。いろんなことを思ったり考えたりしているはずだが、私が受け取るものはすべて予想でしかない。

私が得られるのは、彼女たちの発言や言葉と歌唱によって感じるものだけだ。だから、素直に今自分が感じている気持ちを受け入れるしかなかった。

芹奈とmanakaはそれぞれ今回の決断に至った経緯が異なるはずだ。
ふたりとも病に冒されて活動を離れざるを得なかった。立ち止まらざるを得なかった。
それは、そうなる以前には予測できなかったことであり、立ち止まる前と後では考えが変わるのは当然のことだろう。
きっと叶えられなかったことがたくさんあるはずだ。想像していた未来とは全く異なる現実が目の前にずっとあるのは、苦しかっただろうと予想する。
その中で、芹奈もmanakaも決断した。それがLittle Glee Monsterからの卒業だった。
もしかしたら、周囲の人たちの思惑に乗せられたのかもしれないけれど、それは私にはわからない。彼女たちなりの思惑があったのかもしれないけれど、それはわからない。
ただ、岐路に立って決断したということしかこちらからは見えない。
だから、悲しみと残念な気持ちで受け取るしかなかった。(個人的には、病を抱えながら、どのようにグループとして活動するのかに注目していただけに、残念だった。)
その後には、芹奈とmanakaの幸せを願う気持ちが生まれるだけだった。
ふたりからもらったものはたくさんある。感謝の気持ちは持ち続けたい。

かれん、MAYU、アサヒは、Little Glee Monsterの継承と、新メンバーの加入を決めた。
卒業などがいつから決まっていたのかは分からないが、まずは、ツアーで各地を訪れて、パフォーマンスを届け続けてくれた、かれんとMAYUとアサヒに、感謝と敬意と労いの思いが尽きない。おかげで心から楽しくておもしろい、価値のある時間を過ごすことができた。
思うように笑えないこともあっただろう。迷いや不安、言葉にならない思いもあっただろう。彼女たち3人がこの期間に抱えていたことは、想像するにあまりあるものだ。私には全くわかり得ないことだ。ただ、私は想像しただけで涙を禁じ得なかった。(実際15日は夜通し泣いた。)
しかし、7月16日の生放送では、彼女たち3人が前進しようとしている姿勢を見て取った。正直、安心した。ある程度、気持ちに整理をつけているのかなと感じたからだ。
おそらく、3人でLittle Glee Monsterを続ける選択肢もあったはずだ。だが、結果として表に出てきたのは新メンバーの加入によるLittle Glee Monsterの継承だった。
3人が納得していないのではないかという憶測もあるが、出した結論をもって表に出てくる以上、この選択にかれんもMAYUもアサヒも合意したと考えるほかない。
そして、その理由は彼女たちにしかわかり得ないし、私が知ったところで納得できるかどうかは別だ。たとえ理由を聞いて納得できなくても、かれんとMAYUとアサヒは進むことを選んだのだから、見守るほかない。

今までLittle Glee Monsterとして活動してきたメンバーの代わりなどいない。これは誰が考えても同じ結論だろう。同じ人は一人として存在しないから。

今までのLittle Glee Monsterが変わってしまうのも当然のことだ。むしろ、同じメンバーで活動していてもLittle Glee Monsterが変化しなかったことはなかったのではないだろうかとも思う。メンバーの間でも、Little Glee Monsterというものの認識は異なるはずだ。

そういったことを踏まえて、かれんとMAYUとアサヒはLittle Glee Monsterとして活動を続けることを選び、新メンバーの加入という道を選んだ。
それがどんな未来を創るのか、誰もわからない。
だから、みんな混乱するし不安だし怖いし遠ざけたい。
しかし、かれんとMAYUとアサヒはそれに挑むことを決めた。
芹奈とmanakaも、Little Glee Monsterという母体を去って自分の道に挑むことを決めた。
その影響を受けて、新メンバーの募集に挑む人もいる。
みんな、不安と恐怖と少しの希望を持って。

今、私の中にある一つの疑問。
「Little Glee Monsterとはなにか。」
短い期間だったが、リトグリにはまって、ライブに行って、感じたものがある。
「真であろうとするエネルギー」
しかしながらこれは、今となっては過去のものだ。

2022年7月25日以降のLittle Glee Monsterは、
かれん、MAYU、アサヒと新メンバーによって体現される。
「Little Glee Monsterとはなにか。」
この問いへの答えを模索してどんなものが出てくるのか。楽しみだ。
しかし、まだ形になっていないものを、当然のように応援する気持ちには私はなれない。
だから、静かに、しかし、確かに、今後のLittle Glee Monsterを見守り、
応援したいという気持ちになれば、私なりの方法で応援していこうと思う。

これからのLittle Glee Monsterに期待している。

がんばれ!


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