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アニソンは作曲家で聴け!#EX「鵜島仁文」(Gガンダム・米倉千尋)

鵜島仁文様。心よりお悔やみ申し上げます。

実はマネージャー時代に
直接本人とやり取りをさせていただいたことがありまして。

「是非8bitBRAINへ楽曲提供したい」と言ってくれたのですが
所属ユニットの楽曲はすべて代表が作曲しているということもあって
お断りしてしまったんですよ。

お返事として、
是非鵜島様の主催するイベントに参加させてくださいませ
と答えました。

まぁそのすぐあとに私はクビになるので
その話が以後どうなったかはわかりませんが、
まぁたぶんなんにもなってないでしょう。

もちろん個人的には充分に存じていた方だったんで
この縁は繋げたかったんですけどね。
アニソン歌いたいっていう夢を持ってるメンバー、
特にKoyokaさんと菊地桃子さんには
近道になるんじゃないかなぁって思ったんだけどな。

というわけで、今回は追悼の意を込めまして
彼の功績を改めてここに記したいと思います。


機動武闘伝Gガンダム

『FLYING THE SKY』/鵜島仁文

やはり彼をこの作品抜きでは語れません。
ましてや、私のガンダム歴は"G"から始まっています
私はアニメに熱心な小学生ではなかったのですが、
それでも朝5時くらいに起きてリアルタイムで見てました。
まぁコミックボンボンで漫画やってたからってのが大きかったかもですが。
(ときた洸一の大ファンです。)

もう【Gガンダム】に『FLYING THE SKY』は
誰もが疑う余地なくドンピシャでハマっていた楽曲じゃないでしょうか。
「シャイニングフィンガー!」と必殺技を歌詞に埋め込み叫ぶのもお見事。

スーパーロボット大戦は初代から嗜んでいるのですが
Gガンダムが参戦を果たした際には興奮しましたね。
そこで流れるBGMがまさにこれ。
燃えざるを得ません。

昨年も御年54にもかかわらず生歌で披露したのは記憶にも新しいですね。

50歳越えでこのキーは鬼すぎる!
まだまだ健在ですね。

そして同じくGガンダムでは忘れてはいけない名曲があります。

『Trust You Forever』/鵜島仁文

『FLYING~』に比べると落ち着いた曲調で、
子供の頃は変わった残念さのほうが勝りあまり好んでは居なかったのですが
大人になるとむしろこちらのほうが染みるまであります。

一周回ってやっぱり今では『FLYING~』をよく聴いてますが、
この2大巨頭で鵜島仁文の名前は十分伝わるほど存在感は大きいですよね。

そしてこちらもYouTubeで歌唱済み。
このアレンジはむしろこの楽曲の良さが強調されて非常に好感。
松澤由美さん、なんて素敵な企画を推し進めてくれて
ほんとにありがとうございます

その他歌唱&作曲作品

『BACK TO THE GROUND』/鵜島仁文【H2】

次に有名なのはこちらではないでしょうか。
野球漫画の金字塔。……と断言していいかはちょっとできかねますが。
だってこれラブコメがメインでしょ笑

ということを踏まえてか、爽やかな青春バラードに仕上げています。
もともと声は爽やかさがあるので自然ですね。

『Passion』/鵜島仁文【DIARIO~REBIRTH MOON LEGEND~】

ガンダムっぽいかっこいい曲をお求めならこちら。
クールめに仕上げて差別化が見られますが
シンセとの組み合わせ方に同じ作曲者であることが伺えます。

『BANG! BANG! BAKUGAN』/鵜島仁文
【爆丸バトルブローラーズ ニューヴェストロイア】

ザ・アニソンをお求めの場合はこちら。
子供向けということもあり昔ながらのアニソンっぽさを発揮しています。
そういう意味では【Gガンダム】もそうだと言えるのですが
こちらは熱さというより楽しさを感じる楽曲です。


米倉千尋の代表曲メイカー

そしてなにより、鵜島仁文がアニソンへ貢献したという意味では
彼女への提供曲の印象が殊更強いです。

米倉千尋は90年代~00年代に数多くのアニソンを歌っており
人によって代表曲もそれぞれだと思うのですが
当時アニメを積極的に嗜んでいなかった個人的な趣味の範疇に限れば
彼女で好きな曲が全部鵜島仁文だったのです。

『Butterfly Kiss』/米倉千尋【Rave】

まずそもそも【Rave】が大好きで。
こちらも地元では朝早くに放送されていたので、頑張って起きてました。
エスニックな前奏からキャッチー過ぎるメロディクールな歌唱が乗り
個人的な趣味にがっちりハマりました。

当時は作曲家はそんなに重視していませんでしたが
鵜島仁文?どっかで見たことあるぞ……あ、ガンダーッ!ム の人だ!
と気づき、非常に驚いた記憶があります。

(おそらくアニソン好きの中では知るのが遅く)
米倉千尋の楽曲を初めてちゃんと聴いたのもこの楽曲だったので
後に知るこの曲も米倉千尋×鵜島仁文だったことに驚きました↓

『WILL』/米倉千尋【仙界伝 封神演義】

アニメは見ていませんでしたが友人がカラオケでよく歌っていた曲。
そもそも放送してたかなうちの地域……漫画は大好きでした

当時は音源も持っていなかったのですが
10年くらい前にベストをゲットして
(↑それすら発売して8年くらい経ってます)
クレジットみてびっくり。布陣が『Butterfly kiss』といっしょやんけ
たしかに似てるなぁ、と。

極めつけがこちら↓

『FEEL ME』/米倉千尋【REVIVE...~蘇生~】

MADにハマっているときにこの動画に出会いまして
本来はドリームキャストの
ちょっとエロそうなジャケのゲーム主題歌なのですが

【フルメタルパニック】というメカモノのMVに合わせて作られていたので
勝手に、曲調的になにかのガンダムソングかと思ってました

それこそ音作りがTWO-MIXっぽいじゃないですか。
鵜島仁文さんこういうのもいけるのか……器用です。

まぁ米倉自身もガンダムソングはあるんですけどね↓

『永遠の扉』/米倉千尋
【機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズ・リポート】

ガンダムの曲といえば!という感じのこの曲調ですが
思えばガンダムW以降がそういうイメージですよね。
ZZの【サイレント・ヴォイス】からトランス色が強くなったかな?とも。
とう考えると鵜島仁文楽曲は
ちょうどその過渡期にあった作風だったのかもしれません。

他にも個人的に好きな【ふしぎ遊戯】の曲もこの組み合わせ。
なんて私得なんでしょう。


Afterword

というわけでガンダムに始まりガンダムに終わったのでここで〆ます。
余談としては、【ガンダムW】のキャラソンにも2曲楽曲提供しています。

CRY FOR THE DREAM / ヒイロ・ユイ(CV.緑川光)


道化師 / トロワ・バートン(CV.中原茂)

あと私のライブラリで『FLYING IN THE SKY』と検索すると
カバー曲が6曲ヒットします。
ちょっとまとめてみましたので興味があれば聴いてみてください↓

※アーティスト順
01 Little Non (ガンダムトリビュート FROM LANTIS)
02 影山ヒロノブ (スーパーロボット大戦 ボーカルコレクション ROBONATION.1)
03 大和工房 (8bit×歌ってみた アナザーガンダム編) ※同人音楽
04 takrockers!! [ZERO SOUNDS] (G-TributeREVOL) ※同人音楽
05 神谷浩史+小野大輔 (Coin toss Drive)
06 スピラ・スピカ (Re:RISE -e.p.- 2)


まぁ鵜島仁文さんといえば作曲者というより
歌唱者というイメージのほうが強い
ので今回はEX表記としました。
なにより本来の意図というよりは追悼のご挨拶に代えての投稿です。

ガンダムという不朽の名作に於いて、
特に色んな意味で印象の強い作品の主題歌ということもあり
彼の楽曲はそれこそこの先何十年と歌われ続けるでしょう。
それだけ彼の遺した作品は偉大と言えます。

もっと元気な姿を拝見したかったですね……

もちろん、私も。
早速次カラオケに行ったときに歌おうかな。誰が相手でも。
一人の可能性が高いですが。笑

では今回は軽めにこの辺で。
尚、このシリーズは #アニソンは作曲家で聴け で全て読めます。
よしなに。


最後まで長文お読みいただき誠にありがとうございました。 つっこみどころを残してあるはずなので 些細なことでもコメント残してくれると嬉しいです!