〜帽子マスターへの道〜【選び方からかぶり方までの究極ガイド】
◾️はじめに
「自分は本当に帽子が似合わない。」
「何をかぶっても変に見えてしまう。」
「もともと帽子が似合わない顔立ちなのでは?」
これらの言葉に心当たりはありませんか?
ほとんどの人は帽子に興味を持ったとしても、どういう基準で選んだりかぶったりすればいいのかわからず迷子になるはずです。その結果、かぶりたいけどかぶれていない、もしくは似合っているのかどうか疑心暗鬼の状態でかぶっている人が多いでしょう。そういった方の悩みを解決すべく、このノウハウ本を書きました。
このノウハウ本を読み終える頃には、僕は間違いなく帽子が似合うようになります。なぜなら、僕がこれまでの帽子歴20年の中で体得してきた似合わせの知識を余すことなくお伝えするからです。
結果として、自信を持って帽子をかぶることができるようになるでしょう。自信を持って帽子をかぶることができれば、まわりの目を気にせずオドオドせずにファッションを楽しむことができます。
自己紹介が遅れました。帽子専門のYouTubeチャンネルを運営している「ひで」と申します。
先ほどお伝えした通り、僕は15歳(2003年)から帽子をかぶり始めましたので、帽子歴もといファッション歴は20年以上になります。過去には大手帽子専門店のショップスタッフとして勤務していた経験があります。また、YouTube「ひでの初心者帽子チャンネル」では帽子の選び方やかぶり方、オススメ品などの動画を合計600本近くアップしています。(2023年12月現在)
今でこそ当たり前のように帽子を楽しんでいる僕ですが、帽子をかぶり始めた当初は右も左もわからずただひたすら試着を繰り返し、似合う帽子の選び方やかぶり方を探っていました。おそらく、現在のあなたと同じ状況だったと思います。
そのうえで少々残酷なことをお伝えしますが、完全なる独学で帽子の選び方やかぶり方をマスターするまでには10年以上の歳月がかかるでしょう。もともとセンス抜群の人、もしくは帽子が似合う人ならいざ知らず、そうではない普通の人は膨大な時間を必要とします。帽子は似合う似合わないの判断要素が大変多いため、自分に似合う選び方やかぶり方に気づくまでにそれ相応の時間がかかるのです。
ちなみに今の話は僕自身のことです笑。僕はもともとファッションセンスなど持ち合わせておりません。ゆえについ数年前まで帽子の選び方やかぶり方を間違えていました。しかも、もともと帽子が似合いにくい顔の形状をしているので、自分にマッチする帽子の選び方やかぶり方をマスターするまで普通の人以上に時間がかかったと思います。
「帽子の選び方やかぶり方のマニュアルがあればここまで苦労しなかったのになぁ…。」
そうした想いのもと、このノウハウの執筆に取り組んだ次第です。
もちろん実践を積んで学びを得ていくことは大切ですが、実践だけでは選び方やかぶり方をマスターするまでに膨大な時間を要することは目に見えています。まさに僕がそうだったように。
ですがご安心を。このノウハウ本を手に取っていただいたあなたは僕と同じ轍を踏むことはありません。選び方やかぶり方、さらにはマインド面まで徹底的に解説しますので、実践による学びの時間を大幅にショートカットすることができるでしょう。
魚の「釣り方」を覚えると釣りが楽しくなる!
まずはじめに、帽子のサイズについて詳しくお話しさせていただきます。
サイズを意識するだけで似合う帽子を格段に選びやすくなるからです。これ、基本中の基本なのですが、意識できている人はかなり少ない。そのため、まずはサイズの重要性についてガッツリ解説させていただきます。
続いて、顔の大きさや輪郭(フェイスライン)を軸にした似合う帽子の選び方、また顔のテイスト(顔タイプ)による似合うもの似合わないものの判定方法を伝授。帽子は頭に直接かぶせるものですから、髪型と同じく似合うテイストと似合わないテイストが明確に存在します。男臭い人がビジュアル系のような髪型をしていたら…そういうことです。
正しい選び方を身につけていただいたら、次は正しいかぶり方を身につけていただきます。
いくらご自身に似合う帽子を選べたとしても、間違ったかぶり方をしてしまったら一気に台無し。美容院で似合う髪型にカットしてもらっても、自宅で再現できなくては意味がないでしょう。正しいセットの方法を教えてもらい、それを実践することでカッコよくなれます。帽子も同じく、似合う帽子を正しくかぶることが大事なのです。
「そんなめんどくさいことはいいから、さっさとオススメの帽子を教えてくれ!」
そう思うかもしれません。たしかにオススメの帽子をいくつか挙げれば簡単に似合う帽子を手に入れることができます。しかし、それでは再現性が低いため、ご自身で帽子選びを行うことが難しい。それに、かぶり方が曖昧な状態では似合わない帽子姿になってしまう可能性が高い。ノウハウを知らなければ、結局どこかのタイミングで困ってしまうと思うのです。
ですが、選び方とかぶり方のノウハウを習得すれば困ることがなくなります。
お店で帽子を選ぶ際に迷わないし、かぶり方で悩むこともありません。読者の方にこの状態になっていただくことが、このノウハウ本が存在する意味だと自負しております。
魚を与えてもらうのは簡単ですが、釣り方を覚えるのは難しい。
でも、だからこそ釣り方を覚えたあとに釣りの本当の楽しさが待っているのではないでしょうか?(僕は釣りやらないのでわかりませんが笑)
このノウハウ本を通して、ぜひご自身で帽子を選ぶおもしろさ、そしてかぶりこなす楽しさを知っていただければなと思っております。
もともと帽子が似合わない僕だからこそ、説得力を持ってお届けできるはずです。
それではいってみましょう!
◾️選び方の基礎知識(サイズについて)
似合う帽子を選ぶうえで最も大事なこと。それは間違いなく「かぶり口のサイズ」です。
かぶり口のサイズを間違えてしまうと帽子は100%似合わない、と断言できます。これ、人によっては当たり前のように聞こえるかもしれませんが、意識している人が驚くほど少ない。「自分は大丈夫」と思っている人ですらサイズを間違えていることは普通にあります。かぶり口のサイズをおろそかにして似合う帽子を選ぶことは不可能です。かなり重要なことなので、なんとなくで読み進めず頭に刻み込んでください。
(YouTubeのコメントで「サイズなんか関係ない」などと書き込まれる方がたまーにいますが、僕には信じられないですね…。)
そもそもかぶり口のサイズが合わないと入らない
というのも、かぶり口のサイズと頭のサイズが合っていないと「帽子が入らない」という現象が起こるからです。言葉にしてみると至極当然のような気がしますよね。頭の大きさなんて人それぞれ違うのだからそんなの当たり前じゃんと、そう思ったかもしれません。まさにその通り。頭のサイズは人それぞれ異なるので、ご自身の頭に適したサイズを選ぶ必要がある。
しかし街中を見渡す限り、間違ったサイズの帽子をかぶっている人はおよそ50%以上に達すると感じています。下手すると、もっと多い可能性すらありますね。(もちろん統計データを取ったわけではないので僕の肌感覚にはなりますが。)
特にご自身の頭の大きさに対して小さいサイズの帽子を選んでいる方が非常に多い。頭の大きさに対してオーバーサイズの帽子を選ぶ人はほとんどいません。なぜなら、大きいサイズの帽子はかぶればすぐに気づくから。ブカブカに感じるので、「この帽子は自分にとって大きいな」とすぐに判断できるのです。
一方で、小さいサイズの帽子はご自身の頭のサイズと合っていないことに気づきにくい。残酷なことに、帽子はグッと無理やり押し込めば入ったような感じに見えることが往々にしてあるからです。実際はかぶれていないのですが、かぶれたような気になってしまうのですね。
もっと言ってしまえば、無理やり押し込んでいることそのものに気づいていない人が多いという話。その結果、言葉を濁さずお伝えするとダサく見えるわけです。いやー、恐ろしい…。
その証拠に、こちらの2つの写真を見比べてみてください。
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