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株式会社太陽住建の河原勇輝社長|One Day Project【横浜編】

皆さんは「いい会社」と聞いて、どんな会社を思い浮かべますか?🤔

・福利厚生がしっかりした会社?
・働いている人たち全員が幸せな会社?
・休みたいときに休める会社?

人それぞれ色んな「いい会社」の解釈があると思いますし、その全てが正解だと思います。ちなみに、僕が今年の1月から関わらせていただいている経営実践研究会では、「いい会社」は次のように定義されています。

いい会社とは、「本業そのものが社会貢献となっている会社」である。

いわば、「自分たちの主となる日々の活動が色んな人たちにめちゃめちゃ喜ばれている状態」だと思います(笑)

「その活動が本業である」というのもポイントであると教えていただきました。日々の活動が何らかの形で(多くの場合お金ですが)自分たちの次の活動原資に変わることで、活動が息切れすることなく持続可能になるということだと解釈しています。

でも、いきなりいい会社に変貌しようとしてもなかなかイメージしづらいし、一社だけのチャレンジでは難しい部分もあります。

そこで僕たちは、横浜・鎌倉地域で「いい会社」を訪ねるという活動をしています(実は全国で行われているのですが、僕らは神奈川で縁を広げるお役目をいただいているのです)。具体的には、次の3ステップで構成されています。丸1日、いい会社に密着させていただくので、One Day Project(ワンデープロジェクト)と呼んでいます。

STEP 1 月に一度 社会に貢献する団体の活動に参加する
STEP 2 自社で協働(協力)できそうな団体と本業を活かした社会貢献の企画を作る
STEP 3 自分たちの本業そのものを社会貢献につなげる

このシリーズでは、僕たちがOne Day Project(ワンデープロジェクト)を通してご縁をいただいた「いい会社」さんを紹介し、新たなご縁を紡いでいくことを目的として、なるべくわかりやすく「なぜいい会社なのか?」をお伝えできればと思います🌱

2021年4月に訪れたのは、横浜の地域貢献企業プレミアムにも選ばれた「株式会社太陽住建」さん

太陽住建さんは、横浜市で太陽光発電事業、住宅リフォーム・リノベーション事業を行う会社です。今回は参加者10名ほどで代表の河原社長のお話を伺いました。普通のリフォーム会社と一線を画す秘密はどこにあるのか。その一部をご紹介いたします。

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☝︎代表の河原 勇輝(かわはら ゆうき)さん
1985年生まれ、神奈川県磯子市出身。建設業界で職人として修行後、その経験を活かして24歳で太陽住建を設立。「NPO団体 green bird 横浜南 チームリーダー」「認定NPO法人市民セクターよこはま 理事」「一般社団法人リビングラボサポートオフィス 代表理事」を務める。5人の子供のパパでもある。趣味はキックボクシング。

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☝︎河原社長を皆さんにご紹介くださった穂坂光紀さん
税理士法人エンパワージャパンの代表を務める穂坂さんは、財務支援を通して日本企業の99.7%を占める中小企業のうち1%を「自分の子供が働きたいと思える企業」に変えるべく日々実践されています。児童養護施設から地域を支援する税理士を育てる『大空の翼プロジェクト』や社内の空きスペースを開放し地域の結びつきを強める取り組みをされています。

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☝︎現在の太陽住建ができるまでの道のりを語ってくださいました
創業2年目で会社に危機が訪れ、「地域のためにできることは何か?」と考え抜いた結果、ゴミ拾いを始めることに。そこから市や地域住民の方々とつながり、現在の太陽住建を通した地域活動が自然発生的に生まれたそうです。

太陽住建さんのご活動はその全てが社会良し、地域良し、自社も良しの「三方良し」経営であると感じました。例えば、屋上の太陽光パネル設置工事では地域の就労支援施設と協働して障がいを持った方々を雇い入れており、新たな雇用の機会を生み出しています。リノベーション事業では、作ったものを提供するのではなく「地域の人たちと一緒に家を壊し、つくるプロセスに巻き込む」ことで、住み続けられる街づくりを共に築かれています。
☝︎まちづくりのシェアリングプラットフォーム「solar crew」
太陽住建が手がける『solar crew(ソーラークルー)』には、暗いイメージの空き家を明るい場所(slolar)に、売り手・買い手といった枠を超えてみんなで地域の居場所を創り上げていく(crew)という意味が込められています。「たくさんあって困っている空き家」と「少なくて困っている防災拠点」を掛け合わせることで二つの問題を解決している点が素晴らしいです。

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☝︎空き家をリノベーションしたオープンスペース「Yワイ広場』
実際に空き家をリノベーションされた横浜の『Yワイ広場』という場所でお話を伺いました。この物件の内装も、地域住民の方々とDIYで共に創り上げたそうです。

一階は地域に開かれたコミュニティスペースで、地元住民の方々や区・社協・ケアプラザの職員さんが会議に使ったりすることが可能です。二階はサービスの実証実験をしたい企業や団体のためのシェアオフィスとして貸し出されています。ソーラーパネルを通して災害時には電気を供給することができる物件もあるそうです(写真:一階に設置された耐震シェルター)。

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☝︎河原社長、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
今回は、太陽住建の河原社長のお話を通して「地域に喜ばれることに直向きに取り組むことで自然と自社も繁栄する在り方」を学ばせていただきました。皆さんにも満足していただけてとても良い機会となりました。今後も、One Day Projectを通して横浜・鎌倉地域のいい会社同士がつながり、豊かな人間関係を紡げるよう精進してまいります。

noteを読んでくれてありがとう! 僕らしく、優しさのリレーをつなぐよ。