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#25 厄年の過ごし方と禅

厄年やくどし、あるいは大殺界だいさっかいなどという言葉があります
厄除やくよけを祈願したり、この不調はそのせいだと思い、
どう過ごそうかと考えたりすると思います

人間の身体は精神(心)と密接に結びついていますね
身体が調子が悪くなると、精神も不調になり、逆に、
精神が調子が悪くなると、身体も不調になります

どちらがきっかけになっても、
身体と精神の両方が不調になっていく
これが私たちの身体が持っている厄介やっかいなところです

厄年やくどし大殺界だいさっかいが本当に、
私たちに影響を与えるのでしょうか?

私がこれを打っているパソコンも、ある日、大殺界だいさっかいを迎えました
日頃から、クリーニングをしたり、
内部的な整理やメンテナンスをしてもです

このように、人間に限らず、
厄年やくどし大殺界だいさっかいというのは訪れます

形あるものは、いずれ壊れます
生まれたものは、必ず死にます

機械では、ある一定の使用回数や使用年数を超えると
突然壊れたり、不調になったりします

私たち人間の身体も同じで、男性女性限らず、
更年期こうねんきというタイミングがあります
今まではこうだったのに、身体に変化が訪れます
そしてその変化が、同時にいろんなところに訪れます

ふと、鏡を見たら、白髪が増えていたり、
本を読もうとしたら、文字が見えなかったり
熱が出ても寝れば治ったのに、なかなか治らなくなったり

このように40を過ぎた辺りから、
だんだんと起こってきますね
過去の人たちの経験だったり、体験から、
このくらいの年齢になるとこういうことがある
それを表現したのが、厄年やくどしであり、大殺界だいさっかいです

また、同じように人生のサイクルにおいても、
調子の良い時期があったり、
不調の時があったり、
そうした時期を繰り返して進んでいきます
調子が良いのがずっと続いていたのに、急に不調になったり、
あるいはその逆になったりもあります

例えば、結婚していれば、40ぐらいというと、
お子さんの受験のタイミングだったり、
同じく、自分の親が病気になり入院したり、
それらがなぜか、重なってきたり、
これを心理学では「中年の危機」と言われます

ですから大切なのは、こういった時期の時に、
霊的なものだったり、いわゆるスピリチュアルですね
そういう目に見えないものにかたよって、
そういうもののせいだと考えてしまう、
これは一番危険なことです

私が何度も言っている、配信しているように、
ぜん」というのは、哲学や観念ではないです
実践であり、
体験であり、
行動することの、科学
です

自らに起きていることが、なぜ起きるのか
また、そういうことを起きる前から、
何が起きてもいいように準備すること

確かに良い時が続いていて、落ちてくると、
あれ?あれ?となりますが、
いったん落ちることはあれど、
家族や友人、あるいは同僚などと共に、
また上がっていくこともできます
これはもちろん、精神的なところもあります
ですが、その前にもっと具体的な技術・技法なんです

身体の健康でも、若いうちは回復力も免疫力もあり、
治りも早いです、ですがだんだんだんだん、
それらが自分が気づかぬとも落ちてきて、
何らかのきっかけで病気になったりする、
これを厄年やくどしとか、大殺界だいさっかいと呼んだりするんですね

心は、そんなに心配しなくてもいいです
身体は強くしましょう

強い身体というのは、筋肉もりもりではないです
竹のような、しなやかな強さです
鋼のような身体を強さと思うと、人生乗り切れません
竹のようにしなやかに、風や揺れがあっても、
倒れることなく、吸収する
それこそ、強い身体です

人間というのは、心と身体が非常に密接に関係しています

In humans, the mind and body are closely related.
人間というのは、心と身体が非常に密接に関係しています

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