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2024年 新年の挨拶

あけましておめでとうございます
昨年は様々な投稿に加え、
kindle本も出版することができ、
本当にありがとうございました
今年もよろしくお願いします

新年でありますから、多くの方が、
今年の目標やこうしていきたいなと、
紙に書き出したり、心に想ったりしていると思います

私も、病気になり気づいた時から8年を迎えますが、
変わらずに誓願せいがんとして持ち続けています

「明かりを灯す」

あの時、灯して頂いた明かりを、
私も少しでも多くの方に灯そうと、
日々思っています

有名な、道元禅師どうげんぜんじの言葉に次のようなものがあります

「切に思うことは必ずぐるなり。 

 強き敵、深き色、重きたからなれども、

 切に思う心ふかければ、

 必ず方便ほうべんも出来る様あるべし。

 天地善神てんちぜんしん冥加みょうがもありて

 必ずずるなり。」

これは訳すると、

切実に何とかしたいと思う心が深ければ、
その思いは必ずげることができる。
どんな強敵であろうと、どんな深き色であろうと、
どんな重宝であろうと、切実に何とかしたいと思う心が深ければ、
必ずよい手段方法(方便ほうべん)が見つかるものである。
これは、天地の善神のご加護もあって必ず実現するものである。

自分が思うこと、これが実現したら、
それは嬉しいし、素晴らしいことですよね

しかし、私たちが思うたくさんのこと、
これは必ずしも思い通りに行くとは限りません
うまくいかない方が多いという方もいると思います

そうした時に私たちは、イライラしたり、
そのことをあきらめてしまったり、
その思いが強いがために、それが届かず、
怒りに変わったり、悲しくて悲しくて、
打ちひしがれてしまったりします

だからこそ、道元禅師は、
「切に思う」
と書かれました

ただ思うのではなく、よくよく思う、
日々常に思う、これが大事だと教えられています

私たちは現在、非常に便利な生活をしています
スイッチ一つで、簡単に自分の思いがげられます

例えば、レンジで食事が温かくなったり、
お風呂が沸いたり、欲しいものが買えたりなど、
そういうことを学習しています

ですからそんな私たちは、何かを思い、
それがスイッチ一つで簡単に成されなかったら、
簡単にあきらめてしまいます

もちろん自分の思いが全てげられるとは、
昔の先人の方々も百も承知です

それでも、「切に思う」ことで、
げられた方々が実際におられます

釈迦様しゃかさまも、道元禅師どうげんぜんじも、空海くうかいさんも、
最澄さいちょうさんも、日蓮にちれんさんも、その他にも多くの方が、
人々を救うために、今よりももっと不便な時代に、
誓願せいがんを立て、実行なさっています

実際に、この日本にこのような方々が居た、
これは大いに希望になり得ると思います

今この現代においても、いまだに戦争をしていたり、
社会においても経済においても、
様々な激動の時代です

自分のことだけを考えたり、わがままを言ったり、
嘘をついたり、悪いことをしたり、
そんなことは誰も望んでいません

自分の目の前で、あるいは身の回りで起きている不幸を、
自分が思い通りにならないことを嘆くだけではなく、

私たちは、世の中が幸せであるがため、
自分が幸せであるがために何が必要なのか、
「切に思う」必要があります

そして「切に思い」、そのことを思うだけでなく、
行事ぎょうじていく、つまり行っていく
これが大事だと思います

現代は、ジェンダーレス、肌の色、体型、国、生まれなど、
とらわれない時代じゃないですか

「切に思うことは必ずぐるなり。」

これが本当にできる時ではないでしょうか?


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