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「きっかけ」と「後押し」が僕の世界を変えた話。

今日はD×Pでした。
とある高校での2回目のクレッシェンドに行って来ました。
(D×Pについて詳細は前回のnote参照)

【僕の「居場所」】高校生と関わるボランティアって?|roronohidekazu|note(ノート)https://note.mu/hidebounflboy/n/n95afcd858090

今日は「現在のジブン」と題して、仕事やそれに至るまでの経緯、生き方についてなど「今、していること」について話してきました。
話すにあたり色々振り返っ てみると、自分の今に至るまでを考えるいい機会になったのでnoteにも記しておこうと思います。

あえてひらがなでのスタート。
「赤ちゃんの自分紹介かと思った」とキッチリ生徒からイジられました笑

“ボランティアをやるゼミ”
と、挑戦への迷い

僕の大学生活、前半の2年間は授業に行くかバイトに行くかだけで、正直楽しくも辛くもなく、自分的には平凡な暮らしをしていました。
特にサークルや部活に入るわけでもなしに、なんとなく毎日を過ごしてたなぁ

大学2年生の秋、残り2年間を過ごすことになる「ゼミ選択」の時期がやってきました。
それなりに真面目にやりたいなとは思っていたものの、取り立ててこれをやりたい!ということもなく。そんな時に知ったのが「ボランティアを通じたフィールドワーク活動を通じて、『共生とは何か』を考える」というゼミ。

もともと人を応援することが好きだった僕は、なんとなく「ボランティアって良さそう」とは思っていました。
でも。

いざやるってなっても自分なんて大したことできないしな?
人の役になんかたてないし。
ましてや(とても忙しいと聞いていた)ゼミでそればっかりやるなんて、自分にできるわけない。

と、ネガティブな気持ちで満載でした。
もともと人を応援することが好きだっていうのも、人のことを考えていれば、自信もないし大したことができない自分のことを見なくて済むからだったので、ネガティブ満載になってしまうことも自然なことだったのかも。

そんな時。
ふとしたきっかけから、ゼミ選択で悩んでる話やボランティアなんてできないと思ってることを親友に話してみたんです。
そしたら彼からは、じっくり考えた後に、意外な答えが返ってきました。
「岡は人のために頑張れるんやから、とりあえずやってみたらいいやん。せっかく頑張れる環境にもいてるのに、このまま大学生活終わるのは勿体ないと思うで。」

この言葉は、後に僕の人生を大きく変えることになります。
無理だ無理だと勝手に思い込んでいたけど、一番僕のことを見てくれていた親友は僕が人のために頑張れる存在で、しかも「とりあえず」やってみろと言っている。なんか、やれるかも。いや、よくわからんし自信はないけど、「とりあえず」でいいんよな?

そして僕は「ボランティア」を実践するゼミに入り、ボランティア活動に取り組む日々が始まりました。

「ボランティア」を通じて出会った人々からの言葉が、自分に自信をもたらし、自分を動かす原動力に

様々なボランティアに挑戦してみると、ボランティアって実際は「人のためにしてあげる」のではなく、対等な視点でふれあい共に時間を過ごすことなんだと知りました。
(このあたりはまた後日じっくりnoteに書こうと思う)

ボランティア先の方々から、「おかちゃんが来てくれてよかった」「次はいつくるの?」等、温かい言葉をかけられるうち、少しずつ自分に自信が持てるようになり、沢山の出会いが僕に安心感をもたらしてくれました。
「自分にもできることがあるんだ。」居場所を得た感覚でした。

あのとき、ゼミというボランティアをする「きっかけ」があり、
友人の言葉という「後押し」
があったからこそ、僕の世界は広がりました。

次は僕が「きっかけ」「後押し」となる存在に。

あの時、僕のことをしっかりと見てくれていて、後押ししてくれた友人。
そして、沢山の出会いや自信をもたらしてくれるきっかけとなったボランティア。
今度は自分自身がそれをできる存在になりたい。

だから僕の就活の軸は「人の可能性を広げる」ことができる仕事、になりました。
子どもの可能性を広げるサポートがしたいと思って勤めた塾は、色々あって挫折してしまいました。
あの時は、せっかく広がった「世界」もなくなってしまうんじゃないかと思いました。
情けない姿。でも、ボランティア先の方々も、友人たちも、特に変わらず接し続けてくれた。
ある住民の方からは「若いうちはそういうこともあるよ。俺も昔は人生終わりだと思ったことがある。でも、大丈夫だよ。少し休んで、ゆっくり進めばいい」と言ってくれました。これがまた、僕を動かす「後押し」となる言葉になりました。

再スタート。
ボランティアコーディネーターという職業。

そして!
今僕は、とある大学で「ボランティアコーディネーター」として仕事をしています。
ボランティアをより多くの学生に知ってもらうために活動したり、ボランティアの相談や紹介をしたり、ボランティアセンターの学生スタッフと一緒に沢山の人に「きっかけ」を作り「後押し」するお仕事です。

でも、この仕事は思っていたよりも何十倍も難しい。一人ひとりに対して違ったアプローチが求められるし、雑なことをしてしまえば逆に人から「きっかけ」を奪ってしまうことだってある。
やるべきことに追われて煩雑なことも多い「仕事」の中で、どのように丁寧に一人ひとりと向き合うための時間や余白を作るか。プロのボランティアコーディネーターとして、それは何よりも考えていかないといけないなと思います。

とはいえ、僕自身がレベルアップすればきっとより沢山の人に、より深く関わりながら「きっかけ」を与えたり「後押し」することができると思うので、日々僕自身が成長していきたいなと思っています。

きっと、誰しもがとても素敵な個性を持っていて、それが発揮できる環境やタイミングと、そこに飛び込んでいく勇気があれば、個性を輝かせることができると僕は信じています。

「きっかけ」と「後押し」が世界を変える。
あなたも、きっと。

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