たったのひとこと相手に質問できたなら、もっと豊かになるのにな。
さっき都内のカレー屋さんでお昼を食べていたのですが、ちょうど僕の隣の席に4人組が座っていました。おそらく会社の上司2人とその後輩2人です。
そのうち一番後輩に当たるであろう女性が「わたし、今つきあっている人と結婚するか別れるかで迷ってるんですよね」と話し始め、それを聞いた上司は「うわぁすごい悩み方だなぁ」と。
たしかに「結婚するか、別れるか」というのはある意味極端な迷い方のようにも思えます。
ただその直後に始まったのは、既に結婚している上司たちからのアドバイス砲撃でした。
「俺だったらこうだな」
「私の時はこうだったな」
そしてそのアドバイスに負けじとその後輩女性も「いやだって不安なんですもん!」とか「先輩の娘さんも大学生ですよね?絶対おんなじこと思ってますよ!」とか言い返していたんです。
そんなやりとりを見ていて僕が感じたことは、結婚云々ということではありません。それよりも、相手の考え方に興味を持ったり質問したりすることって本当に少ないんだなぁということでした。
「どうしてその2択で悩んでいるの?」
「それ以外の選択肢も実はあったりするの?」
たったのひとこと、こういう質問を相手に投げかけることができたら、アドバイス砲撃にはならないし、それに対して言い返すようなことにもならないんですよね。
ほんの些細な日常の出来事ですが、ほんの些細な日常の出来事だからこそ、本当はもっと相手に興味を向けることができたら、ずっとずっと豊かになるのになぁと。
そんなことを感じた、今日のお昼でした(海老カレーとカボチャチキンカレーが最高に美味かったなぁぁ)。
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