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「ビジネスデザイナー」という職種

はじめに

前回は「データエンジニア」という職種について書きました。おかげさまで多くの方にイイネをいただけました。ありがとうございます。

実はもう一つ気になっている職種があります。それは「ビジネスデザイナー」という職種です。今回は、ビジネスデザイナーについて書いていきます。


DX白書における「ビジネスデザイナー」

このビジネスデザイナーという言葉はいろいろなところで見ることができますが、たとえばIPAが発行しているDX白書の中では以下のように書かれています。

DX白書2023 (https://www.ipa.go.jp/publish/wp-dx/dx-2023.html) p.160 より

ここでは「デジタル事業(マーケティング含む)の企画・立案・推進等を担う人材」と定義されています。

デジタルスキル標準における「ビジネスアーキテクト」と「デザイナー」

一方、デジタルスキル標準では「ビジネスデザイナー」というロールはないのですが、それに近しいロールは

「ビジネスアーキテクト」「デザイナー」

がそれぞれ存在しています。どんな感じなのかをパッと見るためには以下の記事をご覧ください。

大雑把に言ってしまえば、

DXで実現したいことを設計(デザイン)し、関係者と推進できる人財

ということができるでしょう。

ビジネスデザイナーに必要な3つのスキル

では、「DXで実現したいことを設計(デザイン)し、関係者と推進」するためには、具体的にどのような内容になるのでしょうか?

たとえば、ITコンサルタントの斎藤昌義氏が日立のサイトに示した文書では「ビジネスモデル」「ビジネスプロセス」「使い方や見栄え」の3つを挙げ、この順で設計することが重要と述べています。このほか江崎グリコで2023年12月に公表されたデジタル人財育成に関する文書でも「ビジネスデザイン力」として「ビジネスモデル」「ビジネスプロセス」「(広義の)デザイン」の具体的な内容を記載しています。

ビジネスデザイナーに必要なスキル #一枚絵図

おわりに

今回は、前回の「データエンジニア」に引き続き、DX人材の一角となる「ビジネスデザイナー」について整理していきました。前回も書いていて思ったのは、

そもそも「ビジネスデザイン力」とは何か?

ということで、今回は割とそれに当てはまる資料が見つかったので、それを示しました。今後もこれらの言語化を進め、理解を深めていこうと考えています。

(つづく)

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