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作文が便秘でもやっぱり音楽

ここんとこ文章を書く気になれない、というか相変わらずじっくりやるものに対して面倒臭くって、反面、色々なアイデアというかネタ、怒り(?)はちょいちょい浮かんでいるのにうんこにして出す時間を取らずに漫然を過ごすことが多いです。
なんかシリアルキラーの生い立ちとか所業をひたすら眺めてること多しw
今見たら7カ月記事アップしてない・・・

直感で降りてきたことはすぐ実行するべきだよ~ってホントだよな、って思いつつ全然ひり出してない。

そんでもやっぱり乱文でもいいからひり出しておこう、って思ったものは音楽について。

20代の頃、菊池成孔さんというミュージシャンにドはまりしていた時期があって、(ってもわたしはジャズが苦手で、全部の音楽を聴いていたワケではなかったけれど)彼が講師として東大で講義を行っていた時に、校舎に入り込んで受講したり、仕事帰りに彼のペンギン音楽大学という音楽講座を受けていたりしました。
本も何冊か読んだりしていたのですが、彼の音楽理論に対する蘊蓄というか捉え方、考察が当時ツボだったのです。

そんで、複雑且つ膨大な知識から出てくる大量の情報の中でわたしが本質的に理解したのはほんの一部だったよな~、とか、表層的な部分しか記憶に残ってないなwwとか思いつつ、とっても印象的だったものの一つに
「音楽において、根音(ルート)に対する第三音によって明るい、暗いが決まる、とされている。学校でも長調は明るい、短調は暗いっての習ったの覚えている人いるでしょ。でも曲の調(キー)において短調でも明るく感じる曲はあり(何とかってどこかの国の軍隊を鼓舞する曲を挙げていましたが忘れました)、長調でも暗く感じる曲はあるんだよね。特定の相関関係にある周波数の組合せで人間がたまたまそう感じる、ていうことから定義されているけれど、これ明るいんだ、暗いんだ、と教えるのってある種の洗脳とも言える面があるよね。」
みたいな事を言ってた、ってのがあります。
これ聞いた時にめっちゃ興奮したのですけれど、わたしが日常でうすうす感じていたことを明確に言語化してくれる感じ、そういうことがちょいちょいあったのですが、この話はホント好きで、未だに音楽を聴いている時にしみじみ思うのです。

ドミソー
は明るい。

ドミ♭ソー
は暗い。

ってやつに対する疑問。
上記はコード単発なんで、いやいやどう聞いても明らかに明るい、暗いってあるでしょ、って感じる人がほとんどだと思うんですけれど・・・

わたしは相対音感があって、むかーし知らない曲を耳コピして携帯着メロの元データをひたすら毎日作成する仕事をしていたことがあり、大抵の曲を全て音符におこせるのですが、どういうワケか、同じ仕事をしている周りの人が共通認識として持っている調やコードの概念が希薄で、わたしだけただただ同時に聞こえてくる音を一音ずつ聞き分けて一音ずつ把握している、ってことに仕事をしていて初めて気付いたのです。

ちょっとこの辺、このまま続けるとイミフな感じになってきそうですが続けるとw、ちゃんと感覚がある人は曲を聴いた時に調(キー)、和音(コード)を聞いた時に根音(ルート)を把握することで、「あっ、この場合この辺の音が出てくるよな。逆にあの音は出てくるはずはない。」って感覚で予想も加えて音を取るのに対し、わたしは当時はまだ理論も全く知らず、ただただ聞こえてくる音を脳内で分化して「今鳴っているのは、ドとミとソ・・・だな」と採譜する、という作業を集中して行っていたので、時間効率も悪く、当時は自分だけあるべき感覚が欠落している、といった負い目を感じていたりしました。

よくやるミスで、全体の音としての採譜は間違っていないのに、主メロディにハモリメロディを混ぜてパート分けしてしまっていたりして、指摘されても「え・・・そうだったの?」って、自分の好みで一部のハモリを主メロディとして取ってしまっていたりしていました。(当然その部分の主メロディはハモリにしている)

そんなワケで、そんな感性の人が最近感じた「え?これ短調だったの?」シリーズ↓

これ、サビのキーはAマイナー(イ短調)・・・のはず。(相変わらず自信ない)
⇒めっちゃ明るーい

何でいきなりゲームのプレイ動画なんだよ、ちゅう感じですが、このバックで流れている曲、多分Eマイナー(ホ短調)。
当時ゲーセンでKOF94(このゲーム)やっててこの曲はずっとゲーセンで聴いていた馴染みのある曲なのですが、最近になって「え?これマイナーキーだったの?」って思ったのです。今この曲の動画探してみて、原曲の人が歌っているやつとか聴いたら「あ、結構暗い・・・」って思ってしまって、やっぱりゲームやってキャラ動かしている時の雰囲気とかで暗く感じてなかったのかな~、って思ってプレイ動画・・・。

って、曲ってのは律動(リズム)と音程情報の組合せであって、当たり前なんですけれど、音程情報の組合せだけで暗くても律動情報とかゲームやっている時の気分とかあらゆる複合的な要素で印象が決まるんですよねぇ。

で、そうしたら音程情報の明るい暗いだけではなく、律動情報の明るい暗いも定義付けして学校で教えないのかな・・・とか。(マニアックな界隈ではそういう定義はあるのかも知れないけれど・・・)

そんなこと考えていると、そもそも音程情報だけで明るい暗い言うても、その時の気分で左右されることだってあるんじゃないの?人間ってそんなもんでしょ?
そもそも周波数の組合せで人間の大半が一様に明るいとか暗いとかの印象が偏るのってものすごーく不思議。
あっやっぱり周波数の組合せには、万物が従う一定の真理が表現されてそうだな、とまたさらに自分の趣味に繋げて考えてしまう・・・w

<一般的な平均律でのコードCの周波数組合せ>
ド(261.6256Hz)
ミ(329.6276Hz)
ソ(391.9954Hz)

これが・・・
ド(261.6256Hz)
ミ♭(311.1270Hz)
ソ(391.9954Hz)
(※平均律の数字きったねぇw)

このミが18.5006Hzくらい変わるだけで人間が明るい暗いってほとんど同じ印象を持って反応する。逆にこの第三音でないところがちょっと変わっても「大半が同じような印象を持つ」って現象にはならないところが凄ーい!(あんまちゃんと試してないけれど・・・)

参考までに純正律も・・・
<純正律でのコードCの周波数組合せ>
ド(264.0000Hz)
ミ(330.0000Hz)
ソ(396.0000 Hz)

ド(264.0000Hz)
ミ♭(316.8000 Hz)
ソ(396.0000 Hz)

こっちだと、第三音は13.2Hzの違いですね・・・。平均律と結構異なる。

ってまぁ、さすがにここの人間が鋭く反応する法則性とかまではややこしくて考える気にならんのですけれど、話変えると他には曲による季節感なんてものも気になったりします。

これ、曲名が見えてしまうのでバレバレなのですが・・・春夏秋冬のどれにちなんだ曲だと思いますか?



わたしがめっちゃ雪に聞こえるのは、ゲームをプレイしていたからなんでしょうかね・・・。
MOTHERの曲大好き。また録音したいけれど、それも今便秘。


あと、全然関係ないけれど、最近声の種類から性別まで何種類も使い分ける人の歌を聴いて耳を疑いました。そっちの界隈では昔から有名な人だったみたいですけれど、まじすげぇ・・・


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