見出し画像

過剰店員

14年前の話です。


以前住んでいた家の近くのコンビニにいた店員さんが過剰でした。

外見は柔道でもやってそうないかついガタイに坊主頭と、だまっていればこわい人に見える店員さんが

「いらっしゃいませ、こんばんは~」
(感情がやたらこもっている)

はもちろん、近くを通れば
「前を失礼いたします。」
(感情がやたらこもっている)

レジに行けば
「大変お待たせしました、すいません。」
(感情がやたらこもっている)

夜なら
「ありがとうございました。おやすみなさい。」
(感情がやたらこもっている)

コピーのみで帰ろうとすれば、わざわざ呼び止めて
「用紙を袋にお入れ致しましょうか?」
(感情がやたらこもっている)

等の心のこもった対応を、ハイトーンハスキーボイスでこなしていました。

ある日、会計を済ませた時、レシート用紙がもう終わりの方であったので、ふちに赤いラインが入っていました。

すると
「レシート赤いの入ってて大変申し訳ございません。」
(感情がやたらこもっている)

ときた。

店の外に出てからニタニタしながらおうちに帰りました。

方向性はおいといて、、、
常にそんな心持ちでありたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?