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無機質と束の間の永遠

もう遠い過去のようで
まだそばにある吐息の気配

翼を得たの
わたしの言葉
その腕の中で

永遠の泉のように
絶え間なく溢れ
愛と闇と束の間を唄う

矛盾

束の間を
永遠と願う罪が
わたしの言葉
翼を無くし

無口な罫線が
わたしに問いかける

もう遠い過去なのよ
歩きなさい
進みなさい

振り向けば海は鳴る
激しい波も
消し去る無機質
コンクリート

歩きなさい
進みなさい

耳を塞いで
まだそばにある吐息の幻
黙ったままで
声も出せずに

#詩 #歌 #うた #恋愛

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