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制約の多い中での建築の考え方

昨日は住宅新築のお客さんの初回ヒアリングでした。かなり変則的な敷地形状なので、一般的にはプランが難しいとされているみたいですが、変わった形状の敷地を見るとワクワクする上田です。


今日は制約の多い中での建築の考え方いうことについて書こうと思います。


昨日ヒアリングの敷地は旗竿形状でそれとは別に進入路もあり、周りはすべて建物に囲まれていて、さらに形状も変形なものと制約がたくさんありました。

さらに、その敷地の中で車を旋回したいということと、庭を作ってプライバシーを確保したいという、ご要望付きです。


こんな制約がもりもりな状況だと、お客さんになにかをあきらめてもらおうと考えたり、あたまを抱えてしまう設計士や営業職もいると思います。

だけど、逆にこの制約があるから、ここでしかできない建築をつくることができると考えるとワクワクしませんか?

ちなみに僕は制約が多いほど燃えるタイプなので、今回の案件は魅力しか感じません。(笑)

昔、社長に「なにも制約のない土地に自由に設計したいやろ」と言われたことありますが、「どっちかというと変な敷地の方が楽しいです」と答えたことを思い出しました。

建築を設計することは、環境を作ることと思っているので、どんな敷地でもその土地の魅力を最大限引き出すような建築を設計したいといつも考えています。

極論、どんなに建物に囲まれた敷地だとしても、空は空いているわけですから、空を取り込むような建築を作ればいいと思っています。

建築を設計するときに、「解けた」という感覚があるというお話を結構前のnoteで書きましたが、制約(問題)を解くという感覚で設計しているので、制約が大きいほど燃えるのだと思います。数学の学者が難しい問題や方程式を解くことに燃えるようなそんな感覚ですね。

建築は制約を解くことを考えるとますます楽しくなってきますよね。

あとは、効率的でどこにでもある建築を建てようとすると当てはまる当てはまらないという考え方になってしまうので、その土地でそのお施主さんでしかできない建築を考えるようにしてみてください。

これは制約の多さとは関係なく魅力的な建築をつくるための考え方です。

建築の良さは、ここをどれだけ突き詰められるかによると思います。


変形敷地の制約もりもりの土地の案件があったら是非上田に相談してみてください。めっちゃ喜ぶと思いますし、喜ばせます!!


ということで、今日も学びの多い一日でありますように!!

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