レジでの妄想
某所の屋台にて買い物した時に、釣り銭が少ないというトラブルがあった。
詳細を言うと、700円のものを購入するのに、1,200円を差し出したら、300円しかお釣りが返ってこなかったというものだ。
店員の女性にそのことを指摘すると、彼女は私の差し出した手を引き寄せて、そっと500円を置いた。
その時だ。
彼女は(柏餅の葉が餅を包むように)両手で私の手を上下からは挟み込んだ。その状態のまま、私の目を真直ぐに見つめつつ「ごめんなさいね。」と言う。まるで彼氏に「ねえ、今度の週末、ディズニーランドに行こうよ。」と言わんばかりの笑顔で。
釣り銭間違いのようなささやかなトラブルからも、ドラマは生まれるようだ。
ホレてまうやろ〜。
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