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台風14号が通過中 横殴りの雨

現在、台風14号が通過中で、外は横殴よこなぐりの雨になっています。”横殴り”は、風雨が横から強く吹きつけることを表わしていて、気象の場合、雨と風にしか使いません。表現としては”よこなぐり”が正しいようですが、”よこなぶり”と誤用する場合もあるみたいです。

台風の中心が福岡市近くにいた時は、風雨はほとんどなくて、晴れ間も見えていました。しかし、その少し後から風雨が急に強くなりました。ふと、外のベランダを見ると、大きなカラのペットボトルが、ベランダの枠組みに挟まっているのを見つけました。どこからか飛んできたペットボトルが、ここ(2階)まで吹き上げられて挟まったようです。

ずいぶん前ですが、台風の時に大きな布団ふとんが宙に舞っているのを見たことがありました。私が住んでいるマンションの近くに、義父も住んでいるのですが、そのときの暴風で1階にあった駐輪場の屋根が、8階まで飛んできたそうです。

昔からある諺で、『地震、雷、火事、親父おやじ』というのがあります。最初の3つは、災害に関する言葉ですが、最後の”親父”には少し違和感があります。昔の親父(家長)は権威があって怖かったのかもしれませんが、今の親父には権威があるとは思えません。この”おやじ”は、”やまじ”という”南よりの強風”であるという説もあります。”やまじ”は、四国地方のローカルな風の名前で、元々はフェーン現象による強風なのですが、台風の強風と解釈される場合もあるみたいです。『ジシン、カミナリ、カジ、ヤマジ』なら、全てが災害関係の言葉になり、統一感があるのですが・・・。

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