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意識が飛んだことはありますか?

様々な理由で、意識が短期間無くなることがあります。これを一過性意識消失発作、いわゆる失神と呼びます。失神は、何らかの原因で脳に血液が充分に行かず、一時的に意識を失うことをいいます。軽度の失神は、意識を失うものの短時間で自然に回復します。短時間で回復しない場合は、何らかの病気が関係しているので、病院で診察してもらった方が良いかもしれません。

脳に血液が流れて来ないと脳の酸素不足から5~10秒で意識がなくなるそうです。さらに脳への血流が15秒以上止まると、ケイレンが起こると言われています。

皆さんは失神したことがありますか?。私が”シッシン”という言葉を初めて聞いたのは、昔流行ったグループサウンズ(タイガースやテンプターズ)の時代でした。この頃は、コンサートなどで興奮したファンが良く失神していました。この当時に失神していた世代は、生きていれば70代になっています。

私が初めて”意識が飛んだ”と自覚したのは、大学生の時に徹夜マージャン(徹マン)で丸二日くらい寝ていなかった時でした。その時は部屋でテレビを見ていたと思います。時間にしてほんの2-3秒でしたが、頭が真っ白になってフーッと意識が無くなりました。この後は、急に眠気が襲ってきて、そのまま布団で寝ました。

二度目に意識が飛んだのは、アメリカのサンフランシスコでした。たしか初めての海外での学会参加でした。この時は、学会前に物理探査のセミナーが開催予定で、私は事前登録して参加することにしていました。サンフランシスコにはセミナーの前日に到着したのですが、いわゆる時差ボケでホテルではよく眠れませんでした。寝不足のまま、セミナーに参加したのですが、海外という不慣れな環境、さらには英語のセミナーということで、セミナーの後半から徐々に睡魔が襲ってきました。

セミナーは有料でしたから、途中で眠る訳には行きません。しかし、眠気には勝てませんでした。我慢すればするほど、どんどん眠気が増してきます。最後は眠ると言うより、意識が飛びました。前回の徹マンの時と同様に、脳内がホワイトアウトしました。時間にして僅か2-3秒だと思いますが、失神したのだと自覚しました。一度の失神はありましたが、なんとか最後まで聞いて、修了証を頂きました。

坂上二郎さんの持ちネタで「飛びます。飛びます」というのがありましたが、私はこの二回以外には意識が飛んだことはありません。

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