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学生も社会人も”五月病”

”5月病”はよく聞く言葉ですが、正式な病名ではなく俗称みたいです。この病気は、厳しい大学入試をパスしてやっと大学に入学した新入生が、ゴールデンウィーク明けのちょうど今頃、無気力な状態になることから名づけられました。この症状は、大学生だけでなく、新入社員 などにもみられます。また、このような現象は5月だけでなく、夏休み後の9月にもみられると言われています。

たしかに、小中学生だった頃には、夏休み後の通学が何となく億劫だったのを思い出しました。”ちょっと気分が優れない”程度なら大丈夫ですが、もっと進行すると、不登校になってしまいます。高校までは、通常は親元から通うことが多いので、不登校にはなり難いのかもしれませんが、大学生になると親元を離れて一人暮らしする人も少なく無いので、不登校になりやすいのかもしれません。

大学生の不登校も問題ですが、社会人の”不出社”はもっと問題です。大学生の場合は授業料を払って授業を受けるわけですから、”行く/行かない”は本人に選択権があります。しかし、社会人になると給料をもらって仕事をするわけですから、”出社できない=退職”となります。

今日のネットニュースの中に、気になる記事がありました。それは、「退職代行業者はゴールデンウイーク明けに忙しくなる」というものでした。退職の意思表示は基本的には本人がするものですが、第三者を介して意思表示することもできます。退職は、会社と本人が話し合って決めるものではなく、勤めている当事者が意思表示すれば退職できることになっています。

運悪くブラックな企業に勤めて、話を聞かない強気な上司がいる場合には、退職の意思表示が難しいのかもしれません。そんな時に、退職代行が使われるようです。せっかく入った会社なのに辞めてしまうのは勿体ない気もしますが、長い人生の中ではアリなのかもしれません。

ところで、退職は自らの意思または会社の都合で辞めることを意味します。 一方で、辞職は自らの意思で辞めることを意味します。リストラなど会社都合で辞めるときは退職となりますが、自分の意志で会社を辞めるときは辞職と退職の両方を使うことができます。

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