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特許の出願準備中

特許というのは、”画期的な発明”をした発明者に対して、その発明を公開する代わりに、一定期間、その発明を独占的に使用することができる権利です。日本では、東京特許許可局ではなくて、特許庁が特許全般にかかわる省庁です。福岡県の今の県知事は違いますが、その前の二人は元・特許庁長官でした。

発明の有名な例として、発明王・エジソンが生み出した電球や、ノーベル賞を受賞したiPS細胞などがあります。もっと身近では、電気製品や車などの多くの製品に、何らかの特許が使われています。

私自身も特許出願は10件以上、取得した特許は複数件あります。いま進行している研究プロジェクトの成果を特許化すべく、大学の担当部署と相談しながら進めています。特許には”画期的な発明”が必要ですが、必ずしもそうでない場合もあります。

無線通信は今では当たり前の技術ですが、電波の存在が実証された後も、しばらく実用的な無線通信は出来ませんでした。イタリアのマルコーニは、電波に興味を持ち、電波の将来性を確信し、無線通信システムを独自で作り上げました。マルコーニ自身は”画期的な発明”は持ちませんでしたが、それまでの既存技術の改良と、それらの最適な組み合わせで、無線通信を実用化しました。この功績により、マルコーニはノーベル物理学賞を受賞しています。

発明の保護には、”産業を発達させる”目標があります。発明者にとって、発明が保護されずに他人に簡単に真似されり、自分が得るはずだった利益を他人に横取りされてしまうと、その後発明を生み出すモチベーションが失われてしまいます。そうなると、正当な対価が得られないばかりか、ひいては産業発展の機会が失われてしまいます。

詳しいことは書けませんが、現在特許申請に向けて努力しています。吉と出るか凶と出るか、今後が楽しみです。

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