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数学の小ネタ#9 ナンバープレートを使った『11ゲーム』

 最近はタイトル画のように、ご当地ナンバープレートというのがあります。各自治体がアイディアを凝らして、”我が故郷ふるさと”を宣伝しています。私が通勤途中で老化防止のために最近やっている”ちょっとした暗算ゲーム”が、私が『11ゲーム』と呼んでいるものです。

 キッカケは、赤信号で停車した時に目にした、一台前の車のナンバープレートでした。ナンバープレートの数字は、ハイフン(ー)を除けば、4桁の整数になります。簡単に言えば、『11ゲーム』は4桁(または3桁)の数が11で割れるかどうかを判定します。11で割れるかどうかの判定法は、一番下にリンクを貼っておきますので、興味があればご覧ください。

 最初は、”11で割り切れるかどうか”だけを考えていました。しかし、11で割れない番号の方が圧倒的に多いので、すぐに飽きてしまいました。その次にやったのは、ルールを少し変更して、”11で割り切れない場合には数字の移動を認める”ということです。例えばタイトル画の1234は、そのままでは11で割り切れません。しかし、数字を一ヶ所入れ替えて12432134とすれば、11で割り切れます。

 しかし、順番を入れ変えるだけでは、まだ割り切れない数が出てきます。そんな時には、さらにルール変更して、”元の数字の一ヶ所変更を許容”します。例えば、1192は11で割り切れないし、数字の入れ替えても11では割り切れません。ただし、1199や1892と一文字変えれば11で割り切れます。こんなことを、赤信号で止まった時に、脳内で考えています。ただし、あまり考えすぎると、事故につながるので、考え過ぎないようにはしています。

 11を意味する英語の eleven やドイツ語の elf の語源は、”残りが1つ”という意味だと最近知りました。これは、指で10まで数えた後に1つ残ることを意味します。ということは、英語のtwelveやドイツ語のzwölfは、恐らく”残りが2つ”という意味なのでしょう。


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