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通勤途中の気になるお店#7 まる勝

 福岡市は、豚骨ラーメンが有名です。もちろん福岡市民はラーメンが大好きで、多くの場合、お気に入りの店が何件かあります。福岡のラーメンは、麺が細いため、大盛にしてしまうと麵がふやけてしまいます。その問題を解決するために考案されたのが、独自の”替え玉システム”です。替え玉というのは、残りのスープに麺を新たに追加するシステムです。こうすれば、ふやけた麺を食べずに済みます。私は食が細いので、替え玉システムを利用したことは殆どありませんが・・・。

 福岡のラーメンがこんなに麵が細いのは、ラーメンの提供時間を短縮するためです。福岡の人は短気な人が多いらしく(?)、少しの時間も待てません。そこで、茹で時間が短くて済む細麺が開発されたそうです。福岡のうどんがコシが無くフニャフニャなのも、同じく提供時間を短縮するためです。あらかじめ、よく茹でたウドンが準備できていれば、後は少しだけ温めなおすだけですぐに提供出来ます。また、スープを吸って麺が美味しくなるメリットもあります。

 実は福岡市では、ラーメン屋さんよりうどん屋さんの数の方が多いのです。意外かもしれませんが、ウドンも福岡のソールフードです。ちなみに、日本のうどん発祥の地も福岡らしいです。

 かなり前置きが長くなりましたが、九大の伊都キャンパスのすぐ近くに『まる勝』というラーメン屋さんがあります。この店は、九大が伊都キャンパスに移転する前からありましたから、結構な歴史があります。しかし、何人かの知り合いに評判を聞きましたが、美味しいという話は聞きませんでした。そこで、ネットの評判を調べてみると、それまでの口コミ情報とは違って、美味しいと書いててありました。

 メニューを見ると、地元出身の福岡市民が考える”本格的なラーメン”ではなく、トッピングに重点を置いたラーメンが主流のようでした。ネギ、モヤシ、チャーシューにメンマなど、”シンプルな博多ラーメン”と違って豪華な仕様になっています。このトッピングが、ラーメン好きの福岡市民の目には、”本格的ではないラーメン”に映るのかもしれません。

 ネットの口コミ情報では、味噌豚骨ラーメンが紹介されていました。定年までに、一回は食べてみたいと思いました。

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