自己肯定感が低いとマズいと言われる理由

ふと思い出したことがある。
ウチの子が小学生のころ、車の後部座席で大きなため息をついた。
トーヤはバックミラーを見ながら、若干ニヤニヤしつつ
「ため息ついたら、幸せ逃げるよ」
と、意地悪そうに言った。
すると、娘が

「なんで???」

いや、なんでって言われましても…
確かに由来は調べた事ないな。
でも、ほら親が言ってたり、特に女性が言ってるイメージだよな、と。
例のごとく、調べる前に仮説を立てた。

ため息つくと、つまり外に出すと幸せが逃げるという事は、
・ため息自体が幸せ
・体内に幸せがある
ってな事になろう。
じゃあ、出す前は幸せやったんか?
いや、違うなぁ…寧ろ、不幸寄りだったからため息つくんだよな。

あ、そうだ!
こういう迷信系って、実は誰かのメリット誘導だったりするよな
例えば、茶柱が立つと縁起が良いってのは、2番茶を売りたかったお茶屋さんのマーケティング。
酒は百薬の長、なんていうのは言わずもがなお酒屋さんの策略。
では、”ため息をはくな”って事は吐かれてはマズい人がいるって事よね?
うーん…そう言えば、ため息聞いた時イラっとしたな
(親として失格なのは言うまでもない)
どちらかと言えば、聞きたいとは思わないな。
こっちまで気が滅入る感じになるな。
って事は…

「こっちまで嫌な気分になるからため息吐くな!」

なんじゃね?
我ながらすっきりする仮説だぞ♪
って答え合わせをすると、やはりそういう説もあるらしい!
それどころか、ため息って体に良いなんて書いてるとこもある(笑)


じゃあさ、これに類似して
「自己肯定感は高い方が良い」
なんてのも周囲の人間が理由なんじゃない?
自己肯定感の低い人の話ってネガティブで、こっちまで暗くなってくるよね?
ため息と同じで、若干イラっとするよね?
だから、自己肯定感上げろって言ってるんじゃないの?

これまたため息と同じで、周囲が迷惑するだけで本人においては体に良い気がする。
だって、愚痴とか溜めない方がいいでしょ(笑)
他の事で発散しなさい、ってのもそもそも無理だしそれも押し付けるなや、と。

いやいや、自己肯定感が高かったら楽しいでしょ、幸せでしょ
って思ってるそこのあなた!
「燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや」
あのね、自己肯定感が高いなら高いなりの苦悩があるんです。
お金持ちはお金持ちの、カッコいい人はカッコいい人なりの苦悩があるんですよ。

って事でとどのつまりね、
・ため息ついた時に「大丈夫?」って声を掛けてもらえる環境を大事にする
・愚痴ったり自己否定しても、そやねそやねと受け入れてくれる環境を大事にする
って事やと思うぞ。

ため息100連発
愚痴3時間、どんどん言ったれや

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