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海外マネーのいく先

昨日の日経平均株価は、ひさしぶりに4万円を復活しましたね。
今年に入り、日本株の勢いは皆さんもご存知の通りです。
この勢いの主役は、「海外投資家」です。
なぜ、海外から日本株へお金が流れているのかというと、ズバリ「割安」だからです。

海外投資家というと誰を思い浮かべますか?
きっと多いと思われるのは、ウォーレン・バフェット氏、ではないでしょうか。
バフェット氏は米国の方です。

ですが、今回の日本株加速の立役者は、米国ではありません。
とはいえ確かに、米国からも流れているのですが、今回は英国、中国の海外投資家です。
これら海外の投資マネーが、日本株に流れているのです。

どのくらいの規模なのかというと、2023年4月〜今年の1月の買い越し額で言うと、英国8兆2317億円、香港9983億円です。(財務省「対外・対内証券投資」)
それに比べると、米国からは6501億円。

特に、英国マネーを膨らせているのが「オイルマネー」です。
そのオイルマネーは今まで中国に流れていたのですが、昨今の中国の景気不安で、中国株残高を落としてその一部を日本に振り向けているのです。

ちなみに英国は、バリュー投資が得意なのに対して、米国はグロース投資を得意としています。
バリュー投資は割安株、グロース投資は成長株をターゲットにしています。

さて、再び日本株ですが、
4月5日10:52現在、日経平均は前日比958円安の38,815円14銭。
今は日本株買い越しの海外勢ですが、ひとたび売りに転じた時、日本に何が起こるか?

これは米国の格言ですが、「Sell in May(5月に売れ)」の季節はもうすぐそこです。

参考:4/5日本経済新聞「日本株に英中韓マネー」

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