思考は「今」がわからない

思考は「今」という瞬間を捉えることができない。

過去の出来事を回想するか、過去の経験を基にして未来を想像するか、どちらかしかできない。

いずれせよ、今という瞬間を捉えることはできないのだ。

思考とは、果てしない青空に浮かぶ「雲」のようなものと言える。

生まれては流れて、消えていく。

今という瞬間こそが「青空」である。言い換えれば、今という瞬間にこそ果てしない青空の広がりや絶対的な雄大さを感じるチャンスがある。この青空こそが「本当の自分」なのだ。

生まれては流されてやがて消えていく「雲」を自分と誤認するか、果てしなく雄大な「青空」そのものが自分だと感じて知るか、この差は大きいだろう。

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