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木村ヒデノリのTech Magic

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BCN+Rで連載中「Tech Magic」のマガジンです。最新のテック情報やレビューを動画やリンク、追記とともにまとめてあります。
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記事一覧

#092 【長期レビュー】いまSIXPADの進化が凄い!2か月の自宅トレーニングで分かったメリット

 【木村ヒデノリのTech Magic #092】 EMSによるトレーニングを一般家庭に普及させたのは間違いなくMTGの「SIXPAD」だろう。手軽に自宅でもトレーニングができるというコンセプトが一世を風靡したが、今回紹介するパワースーツはその後継にあたるものだ。当時自宅で作業をしながらお腹に貼って使っていたが、新型のパワースーツは驚くべき進化を遂げていた。腹筋だけでなく、上腕の筋肉、腹斜筋、大臀筋、大腿四頭筋など7部位14箇所に電極を搭載。20段階に設定できるレベルは初期の

#091 バルミューダ×〇〇〇で自宅のコーヒーが劇的進化!何杯淹れても安定の美味しさになる“最強”の組み合わせ

 【木村ヒデノリのTech Magic #091】 今までいくつものコーヒーツールをレビューしてきた筆者だが、2022年になってようやく最適な組み合わせに辿り着いた。ハンドドリップを突き詰めていけばツールや技術の探究には終わりがない。しかし「毎日手軽に飲めて」という条件がつくと話が変わってくる。毎回ハンドドリップで淹れる時間が仕事の合間の気分転換になるという読者も多いとは思うが、今回はハンドドリップレベルのコーヒーを量産してリモートワークのQOLを劇的に向上させられるツールの

#090 少し不便くらいがちょうど良い!超コンパクト中判デジカメ「Hasselblad 907X」の満足度が120%だった

 【木村ヒデノリのTech Magic #090】 ここ数年、ミラーレス一眼はすっかり一般のものになった。筆者が動画も撮れる一眼の走りであるキヤノンの「EOS 5D MarkII」を買ったのはもう10年以上前。当時レンズを変えられるタイプのカメラを持っているのはプロと一部のハイアマチュアだけだったが、今は少し写真に興味がある人でもミラーレス一眼と複数レンズを持っている時代だ。  筆者も「EOS R5」に乗り換え、業務はもとより日常のスナップを楽しんでいたが、高機能になればな

#089 伝統を融合した“着られるガジェットポーチ”を作ってみた!IoTマスターの筆者が広島の老舗とコラボ

 【木村ヒデノリのTech Magic #089】 今回はいつもと一風違うレビューをお届けしたい。普段はさまざなガジェットを“使う側”である筆者だが、実は昨年末から“作る側”として広島の老舗染物店とコラボ製品を開発していた。ミッションは「ものづくりの街、福山市の技術を世界へ売り出す」こと。福山市は糸や生地、染色、縫製など様々な工房が集まる街。アメリカのシリコンバレーさながら、この地域でしか実現できない製品や開発プロセスがある。  これらを活かし、今回のプロジェクトも1か月

#088 “嗅覚”でリモートワークをもっと快適に!無意識をハックする香りのデザインがQOLをブーストする

 【木村ヒデノリのTech Magic #088】 今まで様々な方法でリモートワークをハックしてきた筆者が最近たどり着いたのが「香り」のデザインだ。以前エステサロンを経営していた際に、エッセンシャルオイルなど香りの商品を取り扱った事があった。当時は各オイルの特性を吟味しながら空間演出に使っていたが、ここ最近で自宅でもその手法を取り入れられないかと思い至った。調べてみて見つけたのが今回の@aromaという企業なのだが、その香りに対する突き詰め方に驚いた。ラインアップされるオイル

#087 家庭用ダーツボードはもはやお店クオリティ!「DARTSLIVE Home」の体験は想像の10倍上をいっていた

 【木村ヒデノリのTech Magic #087】 家庭用ダーツがこんなに進化しているとは知らなかった。今回紹介する「DARTSLIVE Home」は国内シェアNo.1のDARTSLIVE社が手掛ける家庭用ダーツボードだ。特筆すべきはアプリとの連携により、お店に置いてあるマシンと遜色ない臨場感でダーツが楽しめる点。店舗用マシン「DARTSLIVE3」でおなじみのグラフィックとサウンドを再現し、ほぼ同じ感覚でプレイすることができる。また、通信対戦機能も搭載し、世界中のプレイヤー

#086 いまマツダ車の進化が凄い!独自路線を突っ走る「MX-30」は現代の生活に最高の一台だった

【木村ヒデノリのTech Magic #086】 なにかとマツダ車に縁のある筆者。最初に購入した車は「RX-8」だったし、弟が選んだ車も「CX-5」だった。それぞれ「ロータリーエンジン」「ディーゼルエンジン」と他の国内メーカーに類を見ないチャレンジが感じられるマツダ。当時から独自路線を行くマツダの新車に久々に乗ってみたが、その進化が凄まじかった。  以前からエクステリアのデザイン性は目を見張るほど向上しており、欧州車にも負けないようになっていたのは事実。ただ今回紹介する「M

#085 意外な機材が大活躍!印象が良くなる高品質なオンライン会議の作り方

 【木村ヒデノリのTech Magic #085】感染拡大を避けるための手段として普及したオンライン会議だが、最近ではもはやオンラインが普通になりつつある。そうしたなかで、化粧や身だしなみと同様に画面の綺麗さや音質の良さが求められるようになってきた。さらにはこうしたテクノロジーを扱える扱えないという差がその人自身の信頼度の高さにも波及していっている。今回は新しい潮流にどのように乗っていけば良いか、具体的な機材を挙げながら紹介したい。 画質が求められるオンラインミーティング 

#084 スマホでVRの常識を変える!8Kも体験できる「Xperia View」の魅力を検証

 【木村ヒデノリのTech Magic #084】2022年はVRヘッドセットがより身近になりそうだ。昨年末に発表されたソニーのXperia用ビジュアルヘッドセット「Xperia View」はかなりの完成度で、こうした未来を予感させてくれる。これまでのビジュアルヘッドセット(映像ディスプレイ機能のないヘッドセット)と言えば、簡易的なものが多く使いづらいという印象だった。対してXperia Viewはアプリとの統合性も高く、視野角も広い。現状コンテンツこそ少ないが、使用感はOc

#083 スマートハウスの達人が2021年に買って本当によかったものベスト5! BEST HOUSTECH OF THE YEAR 2021

 【木村ヒデノリのTech Magic #083】 今年も50本超のレビューを書いてきた。プライベートだけで試したものも含めれば100個を超えるプロダクトを使ってきた筆者がもっともおすすめするHOUSETECHガジェットを5つ厳選して紹介したい。いずれも自宅で使うだけでQOL(生活品質)が劇的に向上するものばかりだ。新製品や先端のテクノロジーを追いかけているとどうしても実用性が置き去りになってしまう。一時便利だと思っても、毎日の生活の中で継続的に使うかどうかは別物だ。今回は先

#082 年末年始に男子の気持ちと腕を上げる!ワーパパが推すキッチンツール&調味料8選

 【木村ヒデノリのTech Magic #082】 常々筆者が考えているのは、家に滞在する時間の質を向上させることだ。料理はその中でも重要な要素だと考えている。工夫していくうちにいくつものキッチンツールを試し、これは外せないなという器具が揃ってきた。また、調味料も厳選することで自宅料理のクオリティが格段に上がるということもわかってきた。なるべく手に入れやすく、かつパフォーマンスの良いものを紹介するので年末年始料理に活かしてもらえれば幸いだ。 OXO縦型ピーラー OXO(オク

#081 年末の大掃除は無敵の窓拭きロボットにおまかせ!鏡や壁も掃除できるようになった「HOBOT-2S」

 【木村ヒデノリのTech Magic #081】 以前レビューした超快適窓拭きロボットが進化して帰ってきた。「HOBOT-2S」は四角形状の「HOBOT-298」の後継機だ。特徴的だった洗浄剤の吹き出し口が二つになり、利便性が増している。四角タイプは紹介した「HOBOT-388」よりも縁無しのガラスや鏡にも対応している点ですぐれている。  また、便利なのはどの厚さのガラスにも対応している点だ。挟み込むタイプの他社製ロボでは両面が同時に清掃できるものの、断熱ガラスなど二

#080 冬でも使える日本式サンダル!SUBUの提供するユーザー体験は最高の一言しかない

 【木村ヒデノリのTech Magic #080】 「あえていいますが、SUBUは5km歩くのに適したサンダルではありません」――ブランドディレクター府川さんの言葉だ。SUBUは“履物”にフォーカスしたブランドで、ファッションとしての日用品を追求するというアイデンティティのもと、ものづくりを行っている。靴を脱いで生活するという日本の文化に着目し、室内外どちらでもさっと履いて使え、かつリラックスできるというのが他製品と違う点だ。  あえてかかと部分のないサンダルという立ち位

#079 今再び「ガンプラ」がアツい、進化したガンプラと最新工具を一挙紹介!

 【木村ヒデノリのTech Magic #079】 80年代生まれの男子にとってガンプラは外せない存在だ。当時はSDガンダムからBB戦士など、プラモデル全盛期だった。筆者の同級生には保存用と組み立て用の毎回2個を購入するような猛者もいたくらいだが、安価に買えるプラモデルが男子の間で流行していたのは事実だ。そんなガンプラが今再びブームになっている。当時と違うのはプラモデルそのもののクオリティと工具の進化で、作り方の情報量が圧倒的に多いのもユーザーの興味を掻き立てている。今でもプ