自分の音楽作りの原点は、自分自身が長年抱えた悲しみだった。
救えなかったという後悔の念だった。
赦してほしいという魂の叫びだった。
人生は何が起きるかはわからない。
自分はそれはそれはたくさんの周り道をした。
そしてついに音楽とそこに共に浮かぶ情景を創り出す道に出会えた。
まるで今までの経験すべてが、このためにあるかのようにすら感じる。
今だからこそ生み出せる音楽たち。
自分の内面に耳を傾けることで、生まれる言葉や音たちをただただ素直に捕まえていく。
実生活ではいい人であろうと、普通であろうとしすぎて、本音がわからなくなっていた。
でも、生み出す音楽は紛れもなく私自身の本当の言葉だった。
始まりは自分を癒すための音楽であり、自分が自分であるための音楽だった。
そして、自分の音楽を聞いて涙を流してくれる人達を目の前にした時に、嗚呼、この悲しみや苦しみ、生き辛さを感じているのは私だけじゃないのだと知った。
自分のための音楽が、誰かを癒すきっかけになったら。
そういう思いが強くなった。
「光と影」
自然と対になって生まれる、対極をなす曲たちから浮かぶ言葉。
ずっと「光」しか見せちゃいけないと思ってた。
自分の暗い「影」の部分は隠して生きてきた。
でも、どちらもあって自分だと。
やっと、そう思えた。
そして、やはりこれも自分だけじゃなく誰の心にもどちらも存在する事を知った。
光が影を生み、影が光を際立たせる。
まさにそのように対をなす4曲をアルバム「光と影」にまとめた。
必要な人に、必要な時に届いてほしい。
そう思いをこめて。
またこれからも、この「光と影」をテーマに、曲を創り続けたい思う。
My Songs...
▷僕は生きる
▷寄せては返す悲しみ
▷生きる意味
▷彷徨い
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