過去作品の中でも特に気に入っていたものの1つ、『ゲツメン』の名の通り月の表面を彫刻したブローチと、専用ディスプレイケースのセットです。

このブローチは、もともとレジン製の指輪として製作したものをカットしてアルミ製の台座に接着し直してブローチにリメイクしたもの。 元になった指輪についてはこちらで紹介しました。
【work】 月の指輪

ブローチになって、指輪との違いはやはりつける箇所を問わなくなったことです。 指輪にはサイズもありますからね。 僕はジャケットのラペルにブローチをつけることが多い。 一般的には左襟につけますよね。 僕はワンショルダーの襷掛けバッグを左肩に掛けるので右襟につけることが多いです。 こういう自由度が地味に嬉しい。

さて、指輪からブローチになった月の写真を見てみましょう。

表側は指輪だったときと同じ。 裏側には厚めのアルミニウムの板が貼り付けてあって、安全ピンと金具が取り付けてあります。 この台座はただ丸くカットしてあるだけじゃなくてサイド部分に月面の凸凹を彫り込んであります。 残念ながら横からの写真が無かった……。

そして、このディスプレイセットの大事な部分、丸窓型のディスプレイケースの写真です。

船の丸窓を模してディスプレイケースを作りました。 ガラス部分は虫眼鏡のレンズ。 本体はMDFで作っているのでちょうどいい重さ。 裏側には壁掛け用に金具もついています。

僕は船に乗るのが好きです。 とは言ってもフェリーとか水上バスくらいしか乗船したことないんだけど、いつか大型船でクルーズ旅してみたい。 そんな憧れがあって、夜に船窓から夜空の月を眺める妄想を形にしてみました。

このブローチのディスプレイセットは現在販売休止中（倉庫に在庫したまま）なんですが、機会を見て手入れと再販を検討してみようかな。

しばらくレジン作品の紹介が続いたので次は違うジャンルのモノを紹介したいと思います！