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フルトヴェングラーの戦中録音を聞く(3)

今回は、大戦末期のフランクの交響曲を聞きます。

フランク 交響曲ニ短調
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
録音:1945年1月29日

まず音源ですが、テープ音源は音揺れが激しく聞きにくいです。(噂によると左右チャンネルで微妙な音ズレが起きていて、どちらかのチャンネルだけの音にすると、音揺れがほとんどなくなるとか。。)
というわけで、Vox LPの板起こし(第2楽章の冒頭の欠落のみテープ音源で補充)したWING WCD-202で今回は聞きました。
第1楽章は音揺れがほとんどなく、第2楽章、第3楽章では若干、音揺れが聞かれますが、気にするほどではないです。音が揺れまくるテープ音源のCDよりずっとマシです。

WING WCD-202

これは大変な名演ですね。わたしは基本的に戦後のテープ録音の方が好きですが、この曲に関しては、1953年のデッカへのスタジオ録音より、この1945年盤の方が良いと思います。

ウィーンのムジークフェラインザールの残響が良い感じで録音できています。金管の響きとかとても良いです。
一番好きなのはやはり第1楽章ですね。1953年のデッカ録音よりテンポが速めで推進力があります。第2楽章も終結部分なんかほんとうに魅力的です。

この演奏、久しぶりに聞き返しましたが、今後も折に触れて聞いていきたいと思います。


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