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#1 地図帳クイズ②ねらい編

 みなさんこんにちは、そして初めまして。
 公立小学校教員歴18年のヒデと申します。

 社会科って、好きな先生や好きな子も結構いると思いますが、校内研究のテーマになかなか選ばれることってないですよね。
 まあ小学校においては3年生以上しかない教科なので学校をあげて取り組むことが難しいのかもしれません。
 しかしとっても楽しく奥深い教科だと思うので、前回に引き続き、僕が社会科の授業で必ず行う「地図帳クイズ」についてご紹介します。
 前記事は「やり方編」ですので、併せてご一読いただけると嬉しいです。


▶︎小学校学習指導要領に見える地図帳

 

 学習指導要領を紐解いていくと、上のスライドのように各学年の目標の中に必ず「地図帳」というワードが入っています。
 社会科で扱う資料が数多くある中で、「地図帳」だけが全学年に名指しで入っているのです。
 それだけ大切に扱うこと、多くの機会で触れることを期待されているのではないでしょうか。

▶︎小学校社会科の構造から考える地図帳

 

 国語や算数など、すべての教科・領域において小学校6年間を見通した学習内容が構造化されています。
 上のスライドでも示しましたが、社会科においては

3年生(地域教材)
  自分たちが生活する、身近な市町村
4年生(地域教材)
  自分たちが生活する、都道府県
5年生
  日本の国土・産業について

 

といったように、学年が上がるごとに主に空間的・地理的な拡がりを見せる構造になっています。
 この横への空間的・地理的な拡がりの学びを支えているのが、地図帳だと僕は考えています。
 そんな地図帳を大切に、楽しく扱うことで僕は「地図帳クイズ」に次のようなねらいを持っています。

▶︎地図帳を通して社会科へ興味を

 

 地図は見ているだけでも様々なことがわかります。
 例えばその土地の位置や山間部なのか平野部なのか、その土地で盛んな産業、他の土地との位置関係など挙げればキリがありません。

 僕は地図帳クイズを出したら必ず、上のスライドにあるような小話をはさみます。
 それだけで子どもたちの興味・関心をグッと惹きつけることができるのです。
 これに併せて、時間的な余裕があれば出題した地域の写真や動画をすぐに見せたり、Googleマップのストリートビュー機能を利用してバーチャルお散歩をしています。

 以上のように、僕が大好きな社会科を子どもたちにももっと興味関心を持ってもらって、少しでも好きになってもらって楽しんで学んでほしい、と思っています。

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