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即興芝居WS 20220901

【本日の内容】
◆演者2名で1時間の即興芝居を行なう為のワークショップ 中級編
◆回数(全15回):4/15回目
◆参加者:♂1 ♀3 計4名
◆宿題:1点
  1.前回の宿題で考えてきたキャラクターの生い立ちを考える


・各自が前回考えてきたキャラクター (例 : 気分屋の外科医) が、なぜそのような人物になったのかを想像する。即興芝居はドラマを描く芸術であり、ドラマとは人間同士の葛藤を描くもの。つまりどれだけ人間のことを知っているかが鍵となる。時間をかけてできない事が即興でできるわけがない。

・ジャンルによってはすでに確立されている構成がある。「ラブストーリー」はその代表格。ラブストーリーの場合は幸福感と危機で成り立っている。また、童話「シンデレラ」はサクセスストーリーであってラブストーリーでは無いという余談。このレベルの話しができるようになったのはパフォーマー同士のコミュニケーションが問題なく取れるようになってきた証拠。

・「でも」「でもさ」から始まる言葉はクリエイトしない方向へいきがち。使っていけないわけではもちろん無いが、気をつける必要がある。

・セットアップの時点で、2人の間で解決しなければならない問題が必要 (CORE のOにあたるもの)。なのだが、即興芝居を学び始める頃、パフォーマーは皆「小さな問題(インスタントトラブル)を作らないで」と学ぶ。どちらの教えも「問題」という言葉を用いるため、ちょっと混乱しがち。
「規模の小さい問題」=「物語を牽引していく力のない問題」は全てインスタントトラブルであり物語の創作に置いては邪魔なもの、とぼくは考える。

・普段人は生きていて、会話だけしか行わないというシチュエーションはほとんど無い (スマホをいじるなどの何かしらのタスクを並行して行なうのが普通) が、即興芝居をやる人は割とやりがちな傾向にある。が、今回の中級編ではそこの違和感がほぼ拭い去られつつある。動作もセリフも即興で行なうというのは非常にハードルの高い事なのに。みんな凄いな。良いワークショップ受けてるんだろうな。受けてみたいな。

・COREを充実させるのはセットアップの段階。物語が展開し始めてから掘り下げるのは難しい。

・会話の中で出てきたものを具体的にして掘り下げていく時、ただ具体的にしても意味がない。納得・共感・感動のいずれかが必要。

・ゴシップ(ここにはいない第三者の話し)でスタートした場合、そのゴシップを自分たちの話として引き寄せる事で話の展開に繋がる。

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