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即興芝居WS 20220630

【本日の内容】
◆演者2名で1時間の即興芝居を行なう為のワークショップ初級編season2
◆回数(全15回):12/15回目
◆参加者:♂1 ♀3 計4名
◆宿題:なし


●いよいよ5分の4の行程が終了した。現時点で、冒頭15分間が作品として成立するかしないかぐらいのラインになってきた。興味深いシーンを続けることが5分もできなかった初期と比べるとわかりやすい成長の指標である。

●序盤から争わない。諍いを起こさない。序盤はキャラクター同士の日常を描く。オーディナリー・ワールド。

●情報のやり取りだけしか行われない場合、観客がキャラクターに感情移入しにくくなる。感情のやり取りが大事。
例えばフランス旅行する際にかかるコスト(情報)を提示されるよりも、なぜそのキャラクターはフランスへ行きたがっているのか(感情)を提示される方が観客はキャラクターを愛する。

●自分で持って始めたキャラクターが、時が進むにつれて薄くなるもしくは無くなりがち。

●リアルかどうかよりも大切なのは、リアリティがあるかどうか=観客が信じられるかどうか。リアルさを追求するのであればハリー・ポッターは生まれてない。

●固定観念を崩すとオリジナリティが出る。
(例:固定観念「お笑い芸人は売れたがっている」→「人前に出る事を怖がっているお笑い芸人」。ではなぜ売れたくないのにお笑い芸人をやっているのかの正当化は必要)

●キャラクターが持つ目的には大きく2種類が存在する。
 ・全体の目的 (大目的)
 ・全体の目的を達成するために必要な目的 (小目的)
桃太郎の場合、「村に平和を取り戻す」が大きな目的である。
この目的を達成するために必要な条件として「仲間を獲得する」「鬼を退治する」などが挙げられる。
例えば「自分の痛みを相手にわかってもらう」というのは大目的にはなり得ない。自分の痛みを相手にわかってもらう事で何が獲得できるのかが大事。演技指導者・イヴァナ・チャバック氏曰く「大目的は原始的な願望」。
原始的な願望とは「生き残る」や「愛する人を守る」といったもの。それが達成できないと自分の生命や大切なものが脅かされるもの。

●「社宅」と「家系図」の2つのワードが連想できる人とできない人がいる。
良い悪いでは無く、大切なのは相手役がどちらなのかという事。
情報が不足しているのであれば加えたり、逆に情報過多になっているのであれば抑えたりする必要がある。相手役の存在が大事。

----------次シーズンWSの情報---------
◆ワークショップのお知らせ◆
 即興で約1時間の芝居を行うためのワークショップを行います。初級編。

★日時と頻度
 ・8月から12月までの5ヶ月間
 ・3回/月 × 5ヶ月間 = 全15回。
 ・曜日は参加者の都合に合わせて決定
 ・17:30〜21:30の4時間

★場所
 ・中村橋
 
★料金
 ・9,000円/月
  料金は前月支払いとなります。
  支払い時点で参加できない日が判明している場合、
  その分のお支払いは不要です。

★参加枠
 ・4名

★参加方法
 DMをお送りください。48時間以内にお返事させていただきます。

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