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しゅうきょう

僕のおじいちゃんは死ぬと40日ぐらいはあらあらしかった。

そのあと山の上の氏神クラウドに融合してにぎにぎしくなった。

おばあちゃんもまたそうだった。あるとき旅の人が働きにきていて

名前も知らなかったしどこの国の人かもわからなかったが

おじいちゃんの畑の作物を加工して街で売っていた。病気で倒れて死ぬと、

彼もまた氏神クラウドに入っていった。冬の間に山はそのふところに

雪をためこみ、春になると少しずつ雪を融かした。僕たちは春になって

初めての満月の日に火を焚いてお祭をした。質素な祭りだ。

あるとき渡来人が布教に来た。あなたの神は偉くないといって

神社を建てた。僕たちの何人かが山に逃げることにした。

悼むことをやめ、ともにあらねばならない。

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