The 1st Forest

「一林園(The 1st Forest)」という農場を経営しています。植物に関する現場…

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「一林園(The 1st Forest)」という農場を経営しています。植物に関する現場の情報を発信しております。

最近の記事

スナゴケの増やし方

スナゴケは太陽に強い苔で、日当たりの良い場所に自生しています。逆に、一般的な苔が好むようなジメジメした日陰では、まったく生育しません。 スナゴケの増やし方の一つに「まきゴケ」があります。スナゴケは縦に伸びて成長していきますので、その先端部分を5mmくらい切り取って、培地に移していきます。切り取る部分は緑色であるほうが成長は早いです。さらに、切り口が「下」になるほうが、より早い生育が期待できます。 また、培地としては「砂」が最適と思われます(砂ゴケなだけに)。スナゴケの自生

    • ペニーロイヤルミント、挿し芽について

      ペニーロイヤルミントの殖やし方として、もっとも簡単な方法は「挿し芽」です。 山形では8月後半から9月前半にかけて(時期の目安は、最高気温が30℃を超えなくなる頃)、ペニーロイヤルミントの「匍匐茎(横に伸びる茎)」が勢いよく発生します。その先端をカットして用土に挿すだけで、1週間もせずに発根し、2週間もすれば9cmポット全体に根が回るほどに成長します(当園では1ポットにつき6芽ほどを挿しています)。 9月の半ばを過ぎると、最低気温が15℃くらいまで下がってくるので、ペニーロ

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