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海外出張/旅行で準備するべきモノ・コト

機会あって海外に行ってきたため、忘れないうちに「アレやっとけばよかった」的な内容を記述拡充していくための記事にする。

①パスポート

まず、ナニハトモアレ必要なのがパスポート。
申請と交付で2回行く必要があり、極めて面倒。
住んでいる地域によるのかもしれないが、申請は平日しか受付していなかった(交付は日曜もやっている)。
業務で行くなら許されると思うが、新婚旅行で海外に行くケースなどではただでさえ旅行で休むのにそれ以外にも休まないといけない。

収入証紙と収入印紙は交付のときに貼付が必要だが、申請が平日なら、このときにまとめて購入しておくのが良い。交付場で購入できる場合は事前の用意は不要と思うが、私の地域では交付場での販売がなかった。申請時に事前に調べておくのが良いと思う。収入印紙と違って収入証紙は入手性が非常に悪い。

②スーツケース

預け入れ荷物の寸法制限があるため、サイズ 3辺合計が158cm以下のものを選ぶこと。これより大きい基準の航空会社もあるが、3辺158cm以内にしておけば間違いない。ちなみに機内持ち込みサイズの制限はだいたい3辺115cmなのだが、AND条件でW55cm×H40cm×D25cmなどの制限もあるので注意が必要。ただしこれらは航空機サイズや航空会社に依るので確実性を求める場合は調べてほしい。特に国際線だとH35cmまでとかもあるようだ。

ちなみに英語だも預け入れ荷物はCheck-in baggageあるいは Check-in luggage、持ち込み荷物はCarry-on baggageまたはCarry-on luggageと呼ぶ。近年は空港でのチェックイン機を使って発券する場合も多いので、預け入れ荷物の個数確認画面などで戸惑わないように認識しておきたい。

ファスナータイプとフレームタイプについては、実はフレームタイプの方がスーツケース自体は壊れにくい。フレームタイプのほうがなんとなく丈夫そうなイメージがあるが、逆に遊びがないので壊れるときは一気にいってしまう。
盗難防止という意味ではファスナータイプはファスナー部をカットされてしまう危険があると言われているが、盗ろうとする人はどっちのタイプでもぶっ壊せるだけの道具を揃えるだろうし、そもそもスーツケースごといかれたら違いはないだろう。

それよりも個人的には、重さを取るか持ち運びやすさを取るかが重要かと思う。フレームタイプは剛性が高いので持ち運びの際に変形しにくく運びやすい。そのかわり絶対的な重量はケースが重い分だけ重くなる。
対してファスナーは絶対的な重量は抑えられるが、ケース自体がたわむので取っ手を持って運ぶときなど、運びにくいと感じることもある。

エコノミーで行く場合は、荷物の無料預け入れ最大重量は23kgである(持ち込みは7〜10kg程度の上限が多い)。1週間以上の旅程の場合、フレームタイプだとこれが地味にギリギリオーバーの重量になるかもしれない。私は以下のファスナータイプのものを購入したが、まるまる1週間分を詰めて21kg程度だった。帰りのお土産などで液体系を入れてしまうと厳しいかもしれない。ちなみに使っているのはこれ。サイズにしてはそこそこ安い。

あとは、ロストバゲージ対策にスーツケースベルトがあるといいかもしれない。私は以下を購入。かなり柄の種類があるので良い。

③ヘアドライヤー

海外だと各部屋に置いておらずフロントで借りなくてはならないケースも多々あるとか。フロントにすらないこともあるようなので海外電圧対応のドライヤーを買っておくといいらしい。海外対応といえど法外な値段のものでもないので、私は近くのケーズデンキでTESCOMの旅行用ドライヤーを買った。しかもCタイプコンセントへの変換プラグも付いている。夜のくつろぎの時間にいちいちヘアドライヤーの貸し借りでフロントと問答したり朝起きて寝癖を直したあとにドライヤーがホテルになかった的なリスクと手間賃を考えれば2000円程度を払う価値は充分にあるように思う。特に何カ国かまわるような場合は、ホテルが変わるたびにそれをやるとなると費用対効果は計り知れない。

ちなみに実際に泊まったホテルにはちゃんとドライヤーは付いていたが、ドイツで泊まったホテルは据付型にもかかわらず何故かかなり低い位置に設置してありとても使いにくかった。ずいぶん太いカールコードだったので、頭の位置まで引っ張るのにさながら筋トレ状態。外人は背も高いのでなおのことキツイはずなのだが設置時に試さなかったのだろうか……(おかげで無駄な買い物にはならなかったわけだが)。

④コンセント変換器

認識しておきたいのは、ドライヤーのような高出力の機器以外の携帯の充電器などはほとんどが100-240V対応なので変圧器は不要ということ。そして、ドライヤーのような高出力の機器に対応するような変圧器はウン万円もするので、それなら100-240V対応品を買い直したほうがはるかにお手軽で安く済むということ。

したがって、マルチ変換プラグのみを購入すればよい。ただし、Wi-Fi等を行きに空港でレンタルする場合は変換器もまとめて貸してもらえたり、先に紹介したドライヤーにCタイプなら付属していたりと、意外と買ったはいいが使わないというケースもありうる。
私はそんなことも露知らず下のものを買ってしまった(これはこれでコンセントの口が足りない場合などに役に立ったが)。

⑤eSIM

iPhone XSやXRなどでは、物理SIMを入れ替えずに現地キャリアと契約できるよう、本体内部に電子SIMが搭載されている。レンタルWi-Fiルーターを借りるより荷物が減ってお手軽だったり、値段も安く済む可能性があるので知っておいて損はない。

eSIM利用の流れとしてはアカウント作成→(本人確認)→支払い方法の登録→端末へのSIM登録→データプラン契約となる。現地でも各種登録と契約は出来るが、登録までは事前にしておく方が良い。
まず、登録そのものに通信環境が必要であるから、フリーWi-Fi環境にたどり着くまで何も調べられなくなる。もちろんキャリア純正のローミングを使えばいいのだが、ドコモとauは1日980円、基本料金だけ見映えを良くしてオプションが軒並み高いアコギな商売をしているソフトバンクは安定の1日2980円である。安くあげるためにeSIM使うのにそれでは本末転倒なので、国内で登録を済ませておこう。他にも eSIM登録用のQRコードがメールで届いてもスマホだけでは読み込めなかったり(マニュアル登録は可能だが面倒)、PayPalで支払おうとして確認のSMSが国内番号宛にしか届かなかったり、色々ある。
ちなみに自分はWi-Fiルーターをレンタルしていたので、そこまで必要もなかったが試してみたかったのでMTX ConnectとUbigiを契約した。どちらも通信速度は数十Mbpsで問題なかった。

⑥戸籍抄本と顔写真2枚

現地でパスポートを紛失した際に必要なので一応持っておく。戸籍抄本は運転免許証で代用できる場合があるとかなんとか。まあ、無くさないに越したことはないので、無くさないためにカバンやポーチの構成を工夫はしておきたい。

⑦eチケット控え

現地空港での発券に必要となるので忘れずに印刷しておく。ふだん国内便でタッチ&ゴーとかスキップサービスを使っていると忘れがち。

⑧旅程表

今はGoogleマップなどが発達しているが、英語でない地名を探したりするのは意外と手間取るもの。行き先が決まっているなら、想定の移動手段と乗降時間などは日本語でまとめておきたい。

ちなみに、eチケットや旅程表をカバンに入れておくのに現地で重宝したのがこの商品。

A4資料をコンパクトに保護できるので非常に使える。かなりオススメである。あまり店頭で見かけないが少し気の利いた文具屋なら置いていることもある。

⑨たびレジ等の登録

外務省が海外渡航者向けに、事案が発生した際に注意喚起情報を届けてくれる不定期メールマガジンみたいなサービスがある。事前に行く期間と場所を登録しておくとそれに連動して情報が届く。実際に、私の海外滞在中にはバスだかなんだかの殺傷事件が近くで起こっていたようでちゃんとたびレジから連絡が来ていた。まあ、その場に居合わせていた場合は無意味なのだが、連続犯とかであれば回避率を上げられるであろう。現地で現地語のニュースを見ても大して分からないので、フェイタルなニュースが日本語で届くのはありがたい。

⑩両替

これは空港ですることになるが、細かい紙幣をちゃんと指定して貰っておくのがよい。ユーロ圏で高額ユーロ紙幣とか出すと嫌がられる。ちなみに、硬貨は2重構造になっているのがユーロ硬貨、単素材はセント硬貨である(しばらく使ったあと財布を眺めてようやく気付いた)。


とりあえずはこんなところだろうか。参考になれば幸いである。

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