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「ふたり」で紐解くパズルゲーム

【クリア済み】【プレイ時間:126分】

チックタック:二人のための物語
(Tick Tock: A Tale for Two)

小粒ながら、とても良いゲームだったので紹介。
ちょっとダークな雰囲気の中で、謎を解いていくパズルゲームなのだが、ユニークなのが「プレイヤーがふたり必要」というところ。

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それぞれの「断片」をつなげる

最初にプレイヤー1か、プレイヤー2を選んでスタート。
それぞれのプレイ画面はちょっとずつ違っていて、情報が与えられるのはそれぞれ半分ずつ。

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このように文章も半分ずつの事が多い。
それらをつなげてパズルを解いて行くことでゲームは進行していく。

たとえば、それぞれのプレイヤーの画面に箱がみっつあり、それぞれに空白があるとする。それぞれの情報を交換していくことでパズルが解ける。

プレイヤー1 [A] [ ] [C]
プレイヤー2 [ ] [B] [C]

P1「箱がみっつある。最初の箱にAの文字があって、真ん中は空白、最後はCだ」
P2「こっちは最初が空白で、真ん中はB。じゃあ最初にAを入れればいいんだね」
P1「こっちはBいれたら解けた!」

といった具合である。

必要なのは「会話」

こういうゲームなので、「会話」によるコミュニケーションが必要になってくる。
おそらくテキストチャットでもプレイできない事はないと思うが、細かなニュアンスや情報伝達速度も重要になってくるので、できれば隣で、もしくはDiscordなどの音声チャットがあるほうが良い。

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手元でメモを取りながらだともっとゲーム進行がスムーズになる。パズルそのものの難易度は高くないのだが、前述の通りコミュニケーションが重要になってくるので、それによって難易度は変化する。

お互いに画面を交換してみてもいいのだが、そうするとパズルの難易度がぐっと下がってしまうので、それは最後の手段だ。

若干ホラーな雰囲気もあるので、こちらからの情報で相手の状況が進行すると

「うわぁぁ!?」

など驚きの声が聞こえてきてとても楽しい。

どれで遊んでも良い

私はNintendo Switchでプレイしたのだが、このゲームはPCやスマホでも発売されており、プレイヤーは「そのどれでプレイしても良い」というのが特徴。プラットフォームを統一する必要もない。

というのも、プレイヤーに提示される情報が別々なだけで、データの同期などはいっさい必要ない。クリア後はプレイヤーを交代して「ああ、こういう画面が表示されていたのか!」と確認するのも面白いだろう。

そして、クリア後にはちょっとしたスパイスがあり。
きっと「やられた!」と思う事請け合い。ぜひ親しい人とプレイしてみてください。

Nintendo Switch版 チックタック:二人のための物語
Steam版 チックタック:二人のための物語
iPhone版 Tick Tock: A Tale for Two
Android版 チックタック:二人のための物語


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