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口の中に広がる楽園

先日見た夢の話。
私は友達とエスカレーターに乗っていた。
友達が誰かは思い出せないが女性だった。
私は「屋上まで行くよ」と伝え、友達は「マルイの屋上ね、了解」と言った。友達の発言を聞いた後に、そうか、ここはマルイなのか、と思った。
エレベーターで行けばいいのに、ひたすらエスカレーターで上まであがった。

屋上に着くと、沢山の人がバーカウンターのような場所でコーヒーを飲んだり、仕事をしたりしていた。
私は友達に、こっちだよと言いながら奥の方へ案内をした。

友達を案内した先には、椅子や、テーブル、トイレ、風呂など家庭用品が置かれた空間が広がっていた。
壁や仕切りがないが、数組の家族が人目を気にせず自分の家であろうスペースで生活をしている。
どうやらフレームのない家のようだ。

遠くの方で、私の父が椅子に座り新聞を読んでいる姿が見えた。
私は友達とそこまで走って向かった。

父の前に立ち、ここが新しい実家だと友達に説明した。どこからどこまでが実家のスペースなのかは不明だし、隣の生活も丸見えだ。
なんとなく、フードコートみたいだなと思った。

私は、コーヒーを飲もう!と友達を誘い、
先ほどのバーカウンターへ移動した。

友達とコーヒーを飲んでいると、隣に男性が座ってきた。
男性は有名人だと自分で言った。
歯がとても白い。
歯がよく見えるように常に口角が上がっている。

男性は「職業上、口にはこだわっているからね、ほら」と言い、口を大きく開いた。

口の中はカラフルでエキゾチックなタイルで埋め尽くされていた。歯はキラキラのガラスでできている。狭いはずの口の中はいつの間にか大きくなり、隅々まで見えた。
万華鏡みたいできれいだった。

ここで目が覚めた。
歯は命だよな、と思って二度寝した。

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