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新年度のご報告です。

新年度になったタイミングでもありますので、きちんとご報告させて下さい。

昨年12月に、私が、「オーストラリアからの帰国後のことをとても心配している」という趣旨の投稿をX上で行ったことで、
「東野、一体どうしたのか!?」
と多くの方にご心配をいただいてしまいました。

(その投稿はあまりに周囲に心配をかけてしまったので、現在では削除しています)

新年度になったので、ようやくご報告できます。

4月1日付で、
筑波大学 人文社会ビジネス科学学術院 人文社会科学研究群    
国際公共政策学位プログラム(私の所属する研究組織)において
「学位プログラムリーダー」
に就任いたしました。任期は2年間です。

私の勤務先の大学院は
学術院 → 研究群 → 学位プログラム
というかたちで枝分かれしていくのですが
(詳細は https://www.tsukuba.ac.jp/about/organization-administrative/)、
私自身は「国際公共政策学位プログラム」
(数年前に、旧「国際公共政策専攻」と旧「国際地域研究専攻」を合併したもの)
という組織の長になりました。

私自身は不覚にも、選出ぎりぎりの段階までこの事態を予測しておらず、
2023年度に請け負っていた兼業をすべて継続するお約束をしてしまっていただけでなく、2024年度から新たに開始する大規模な国際共同研究(およびそのための出張)をはじめ、様々な研究計画や執筆にコミットしてしまった後でした。
また、家族にとっても2024年度は大事な年でもありました。
さらにこの話が持ち上がった当初は、何年も前にご依頼をいただいていた著書をようやく調子よく書き進めていた最中でした(編集者Kさん、本当ですよ!)。

しかしそれ以上に、私は自分が管理職に向いているとはどうしても思えませんでした。
これまで学務に関しては、割り振られた仕事は真剣に取り組んできた方ではないかと(勝手に)思っているのですが、どう考えても私には下働き的な仕事をコツコツ地道にやる方が向いています。
しかも、管理職経験は皆無。

これらの状況もあり散々悩みましたが、今では完全に気持ちを切り替えています。
なにより、私に投票して下さった構成員の先生方のご期待にお応えしなくてはなりません。

就任から丸1週間経ちましたが、この「学位プログラムリーダー」として出席しなければならない会議の数と、この役職に付随するかたちで命じられた仕事の量に圧倒されています。
しかし、前任の学位プログラムリーダーの先生、周りの幹部職の先生方、そして事務スタッフの皆さんが本当に手厚くサポートして下さり、なんとか仕事をこなせております。
それでも、1週間走り抜けた後はすっかり気が抜けてしまい、昨夜の土曜日の夜は12時間ぶっ通しで眠ってしまいましたけれど…

そんなこんなで、今後2年間は学務に全力投球する所存です。
(なお、見出し画像は私の所属組織のサイトのスクリーンショットなのですが、私の「学位プログラムリーダー挨拶」はまだ掲載できておりません…申し訳ございません)

とはいえ、東京大学先端科学技術研究センター(RCAST)のシンクタンク、創発戦略研究オープンラボ(ROLES)のタスクフォース「東欧、中・東欧、バルカン諸国の自由・民主主義の帰趨」のお仕事、
そして昨年から就任していたスロバキアに拠点を置くシンクタンクCentral European Institute of Asian Studies(CEIAS)(https://ceias.eu/about-us/)のアドバイザリーボードメンバーとしてのお仕事も、きちんと成果を挙げていきたいと思います。

メディア出演は曜日によっては難しくなりましたが、本務校の仕事に支障のない範囲で、また夕方以降の時間を活用して、積極的にお応えしていきたいと思います。
すでにご依頼を下さった関係者の皆様、ありがとうございます(そしてご心配なく…!)。

というわけで、心機一転、これからも頑張って参ります。
何卒よろしくお願い申し上げます。

【追記: プログラムリーダーのご挨拶と(かなりどうでもいい)私の写真の話】

学位プログラムリーダー交代のご挨拶が掲載されました。

例年の学位プログラムリーダーのご挨拶分に比べると若干短めであっさりしているのですが、要は「公共政策学、社会学、文化人類学、国際関係学、経済学、政治学、法学、地域研究など様々な分野が学べます。ぜひ進学を検討してみて下さい。よろしく!」というポイントが伝わればいいのかな、と思います。

ところで、掲載されている私の写真は2020年初頭に大学の公式写真として撮影したものです。これをありとあらゆる機会に使い回し、今回のご挨拶でも使いました。
さすがに5年前の写真なので、それ以降大分老化が進んでいるのですが、私は写真を撮られるのが大変苦手なので基本これしかありません。
よく新聞や雑誌などで「ヨーロッパで撮影したご自身の写真があったら下さい」と言われるたびに反省するのですが、本当にないんです・・・

この写真をメディアで使うと「戦争の解説をしている人間が歯を見せて笑っている!不謹慎だ!」とのお叱りが来るので、次の写真はシリアスな顔で撮影しようと心に決めてます。

それにしても、この写真に映る2020年の自分に「2年後にはロシアによる全面侵攻が発生して、それ以降は決して心から笑うことの出来ない日々がやってくる。さらに2年後には管理職になってドタバタな日々を送っているよ」と教えてあげたいですね・・・。

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